2年生Aセメスター
■【専門課程の勉強に慣れる2A】
必修科目は存在しない。
・多くの人は持ち出し科目(後期課程の単位数に入れられる)を3つほど履修する。
・他の文学部の研究室の授業も受けておくことで、3,4年生での負担を減らそうとする学生が多い。10コマ前後履修するイメージ。
・評価は専らレポートで行われるので、学期末はレポートを多く書くことになる。ペーパーテストは無い。これは2Aセメスター以外も共通である。
・2A時点では、研究室に顔を出す学生は少ない。自主的に動くと研究室とのつながりを作ることができるそうだ。
・学部生と院生が同じ授業を受けることになる。年上で留学生ばかりの院生が周りにいる環境に初めは驚くが、徐々に慣れていく。
3年生Sセメスター
■【研究室の人と交流を深める】
(※)3S,3A,4S,4Aの4つのセメスターのうち、3つのセメスター以上で必ず履修する。
・研究室に顔を出し始め、院生とも交流を持つ。中国語を中国語圏出身の留学生の方に教えてもらうこともある。同期が少ないことで寂しい思いをすることは少ない。
・中国語が話せなくても、日本語を話せる留学生が大半なので問題はない。中国語圏出身の留学生同士は中国語で話すので、中国語が話せると更に楽しめる環境となっている。
・セメスターの半ばから、学部生全体に対して一人のチューター(院生)がついて、漢文や中国語などを教えてくれる。
・コロナ前は歓迎会があり、研究室でピザやお酒を楽しんだ。学生だけではなく教授も参加していたようだ。コロナ後は、zoomでの歓迎会が設けられている。
3年生Aセメスター
■【研究or就活に向かって】
(※)3S,3A,4S,4Aの4つのセメスターのうち、3つのセメスター以上で必ず履修する。
授業に関しては3Sと同様である。
4年生を楽にするために10コマ前後授業を取る学生が多い。
・コロナ前は研究室で自主的な勉強会が行われることがあり、先輩の研究テーマに近い人(院生)を集めて、文献を読むなどしていた。時間が合えば学部生も参加することができた。
・就職する人は就活を開始するので、比較的忙しくなる。
・院進する人は、研究を行う上で必要になる、リサーチ方法などの技能習得に集中する。
4年生Sセメスター
■【卒論テーマ発表に向けての準備期間】
(※)3S,3A,4S,4Aの4つのセメスターのうち、3つのセメスター以上で必ず履修する。
専修の授業は2,3コマ程になる。
・8月頭に、卒論テーマを教授や院生含め研究室全員の前で発表する。発表会では、発表の後に質疑応答を行う。テーマの自由度は高く、中国思想がかかわっていれば地域は問われない。発表に向けて、興味のある分野のゼミに参加しながら、卒論の参考になりそうな資料集めを行う。
資料集めでは、興味分野の論文をに加えて一次文献を読む必要がある。参考文献を辿って一次文献まで調査する。
4年生Aセメスター
■【卒論の完成】
(※)3S,3A,4S,4Aの4つのセメスターのうち、3つのセメスター以上で必ず履修する。
卒論を執筆する。
・卒論の提出は1月頭。先生のアドバイスを受けながら書き進めることができる。
・院進する学生は院試勉強に加えて、研究室の先生の授業を2,3コマほど引き続き受講することが多い。