2023.4.15
A群(思想文化_中国思想文化学)
人数 |
年によって異なる。多い年で5名程。 |
---|---|
ジェンダーバランス |
少人数のため、年によって変わりやすい。 |
要求/要望科目 |
要望科目 |
就活or院進 |
就活:院進=3:2 |
公式サイト |
中国の学術・思想を体系的・歴史的に整理して理解しようとすることが特徴。諸子百家の思潮と朱子学・陽明学に加え、他の時代や思想も対象とする。狭義の哲学的営為のみにとどまらず、宗教・科学・政治思想・教育思想など幅広い分野にわたって研究・教育を行う。また、中国と関連する範囲で日本・韓国の思想も扱う。
全体に占める留学生の割合が高いことも特筆される。(HPより)
卒業までに必要な単位は76単位。そのうち34単位までは、他学部の授業を含めることができる。どの学生も卒論を執筆することになる。
・定員数と各科類からの受け入れ数
受け入れ枠 | 第一段階 | 第二段階 |
---|---|---|
文Ⅲ(指定科類) | 40 | 9 |
全科類 | 9 | 12 |
・文科各類から進学する学生が多い。
・全体的に授業に対し真面目な学生が多い。第二外国語が中国語の人も多いが、そうではない人もいる。
・両親の少なくともどちらかが中国語圏出身の人も相対的に多い。
学問に対する態度は二極化している。中国思想自体に興味があって選ぶ人と、授業等の負担が軽そうだと考えて選ぶ人がいる。
課題はあまり出ず、勉強したい人は自分でするという雰囲気。研究者になりたい人はよく勉強する。やる気のある学生へのサポート体制は整っており、良くも悪くも自主性が高い。
必修科目は存在しない。
・多くの人は持ち出し科目(後期課程の単位数に入れられる)を3つほど履修する。
・他の文学部の研究室の授業も受けておくことで、3,4年生での負担を減らそうとする学生が多い。10コマ前後履修するイメージ。
・評価は専らレポートで行われるので、学期末はレポートを多く書くことになる。ペーパーテストは無い。これは2Aセメスター以外も共通である。
・2A時点では、研究室に顔を出す学生は少ない。自主的に動くと研究室とのつながりを作ることができるそうだ。
・学部生と院生が同じ授業を受けることになる。年上で留学生ばかりの院生が周りにいる環境に初めは驚くが、徐々に慣れていく。
科目 | 区分 |
---|---|
中国思想文化学演習(※) | 必修 |
(※)3S,3A,4S,4Aの4つのセメスターのうち、3つのセメスター以上で必ず履修する。
・研究室に顔を出し始め、院生とも交流を持つ。中国語を中国語圏出身の留学生の方に教えてもらうこともある。同期が少ないことで寂しい思いをすることは少ない。
・中国語が話せなくても、日本語を話せる留学生が大半なので問題はない。中国語圏出身の留学生同士は中国語で話すので、中国語が話せると更に楽しめる環境となっている。
・セメスターの半ばから、学部生全体に対して一人のチューター(院生)がついて、漢文や中国語などを教えてくれる。
・コロナ前は歓迎会があり、研究室でピザやお酒を楽しんだ。学生だけではなく教授も参加していたようだ。コロナ後は、zoomでの歓迎会が設けられている。
科目 | 区分 |
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中国思想文化学演習(※) | 必修 |
(※)3S,3A,4S,4Aの4つのセメスターのうち、3つのセメスター以上で必ず履修する。
授業に関しては3Sと同様である。
4年生を楽にするために10コマ前後授業を取る学生が多い。
・コロナ前は研究室で自主的な勉強会が行われることがあり、先輩の研究テーマに近い人(院生)を集めて、文献を読むなどしていた。時間が合えば学部生も参加することができた。
・就職する人は就活を開始するので、比較的忙しくなる。
・院進する人は、研究を行う上で必要になる、リサーチ方法などの技能習得に集中する。
科目 | 区分 |
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中国思想文化学演習(※) | 必修 |
(※)3S,3A,4S,4Aの4つのセメスターのうち、3つのセメスター以上で必ず履修する。
専修の授業は2,3コマ程になる。
・8月頭に、卒論テーマを教授や院生含め研究室全員の前で発表する。発表会では、発表の後に質疑応答を行う。テーマの自由度は高く、中国思想がかかわっていれば地域は問われない。発表に向けて、興味のある分野のゼミに参加しながら、卒論の参考になりそうな資料集めを行う。
資料集めでは、興味分野の論文をに加えて一次文献を読む必要がある。参考文献を辿って一次文献まで調査する。
科目 | 区分 |
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中国思想文化学演習(※) | 必修 |
(※)3S,3A,4S,4Aの4つのセメスターのうち、3つのセメスター以上で必ず履修する。
卒論を執筆する。
・卒論の提出は1月頭。先生のアドバイスを受けながら書き進めることができる。
・院進する学生は院試勉強に加えて、研究室の先生の授業を2,3コマほど引き続き受講することが多い。
そもそも進学前に情報を持っていなかったが、学科の人数が少なめで自由度が高いというのは想像通りだった。
中国語中国文学との違いについて疑問に思う学生が多いと思うが、中国思想文化学は
思想がメインで、中国語中国文学は文学がメインである。
(文科三類→中国思想文化学)
日本史学、東洋史学と中国思想文化学の3つを検討した。
過去に起こったことは一つだけであり歴史学には「正解」があるように思われることに対して、思想は、数千年前から大昔の天才が考えていたことなのに研究が続いており、正解を決定しようがないように思った。これを魅力的に感じ、思想を扱える中国思想文化学を選択した。
院生になって「歴史」と「思想」の中間領域に身を置いている今から振り返ってみると、研究方法の違いの部分が大きいのかもしれないと感じる。
(文科三類→中国思想文化学)
項目 | 内容 |
---|---|
ズバリ、学生間のつながりは: 10(強いと感じる)↔0(全くない) |
【3】 |
LINE | 有 |
Slack | 無 |
オフラインでのつながり | 無(コロナ後は。) |
上下のつながり | 有 |
研究内容が異なることもあり、個々人で動いている印象が強い。
研究室のLINEグループがある。zoomでの交流会(多くて月に一回程)やイベントのお知らせが流れる。
コロナ後も、対面授業の後にご飯を食べることはある。
項目 | 内容 |
---|---|
1クラス当たりの人数 | 5~15名前後 (院生含め) |
成績評価 | レポート |
出席はとられない。院生が多いこともあり、授業に参加することが当たり前であるという雰囲気。
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教養学科 地域文化研究分科