■どんな専修?
文学部インド哲学仏教学専修では、インドの哲学・宗教思想とともに、インドにおいて発生・展開した仏教と、仏教の哲学・宗教思想を主たる対象として、個別研究・比較研究・総合的研究が行われている。教授と准教授4人のうち3人が仏教学、1人がインド哲学を専門とする。学部レベルでは研究において必要な言語である漢文、チベット語、サンスクリット語、パーリ語の初級レベルを履修する。そこから更に自分の専門となる言語を二つ程度選び上級を学ぶ。学部で卒業する人は卒論を一般に書く。しかし、研究室内では院進する人が多く、その場合、多くの人が特別演習を選ぶ。卒論は、言語が難しく、加えて知識全般がまだ足りないがゆえに、実践的に文献研究するのが現実的でない。
また、留学生が多く、扱う文献も多言語に渉ることから、国際色が高い。
インド語インド文学研究室
東洋文化研究所
などとも関係がある。
■インド哲学仏教学専修学科の諸制度
科目 |
必修科目 |
必要単位 |
インド哲学概論、インド哲学史概説、仏教概論、比較仏教論 |
選択必修 |
8単位 |
インド哲学仏教学特殊講義 |
選択必修 |
12単位 |
インド哲学仏教学演習 |
必修 |
8単位 |
卒業論文または特別演習 |
必修 |
12単位 |
他学部他学科科目 |
自由 |
36単位 |
卒業に必要な単位 |
|
76単位 |
卒業までに必要な単位は76単位。インド哲学概論、インド哲学史概説、仏教概論、比較仏教論の中から8単位を選択する他、インド哲学仏教学特殊講義から12単位を選択する必要がある。イン哲では卒論の代わりに「特別演習」によって単位を代替することが可能であることが特徴的。また、76単位のうち36単位は他学部他学科科目を選択でき、総合的に科目選択の自由度が高いのも特徴。
■進学定数は?
受け入れ枠 |
第一段階 |
第二段階 |
文Ⅲ(指定科類) |
40 |
9 |
全科類 |
9 |
12 |
文学部A群、思想文化コースとして、「哲学専修」「中国思想文化学専修」「インド哲学仏教学専修」「宗教史宗教史学専修」「美学芸術学専修」「イスラム学専修」を目指す学生と同じ群に志望を出す。指定科類(文Ⅲ)枠として全体の9割近くが埋まり、残りが全科類枠となる。
■進学前の注意点は?
・イン哲への進学を既に決めている場合は、2Sでサンスクリット語を取ると進学後にアドバンテージになるかも。(中には1Sでサンスクリット語を始める人も)。