2023.12.29
A群(思想文化_インド哲学仏教学)
人数 |
4~5名 |
---|---|
ジェンダーバランス |
少人数のため、年によって変わりやすい。 |
要求/要望科目 |
・要求科目 ・要望科目 |
就活or院進 |
学士入学の割合が高い。例年1、2人いる駒場から進学する学生は院進する場合が多い。 |
公式サイト |
文学部インド哲学仏教学専修では、インドの哲学・宗教思想とともに、インドにおいて発生・展開した仏教と、仏教の哲学・宗教思想を主たる対象として、個別研究・比較研究・総合的研究が行われている。教授と准教授4人のうち3人が仏教学、1人がインド哲学を専門とする。学部レベルでは研究において必要な言語である漢文、チベット語、サンスクリット語、パーリ語の初級レベルを履修する。そこから更に自分の専門となる言語を二つ程度選び上級を学ぶ。学部で卒業する人は卒論を一般に書く。しかし、研究室内では院進する人が多く、その場合、多くの人が特別演習を選ぶ。卒論は、言語が難しく、加えて知識全般がまだ足りないがゆえに、実践的に文献研究するのが現実的でない。
また、留学生が多く、扱う文献も多言語に渉ることから、国際色が高い。
インド語インド文学研究室
東洋文化研究所
などとも関係がある。
科目 | 必修科目 | 必要単位 |
---|---|---|
インド哲学概論、インド哲学史概説、仏教概論、比較仏教論 | 選択必修 | 8単位 |
インド哲学仏教学特殊講義 | 選択必修 | 12単位 |
インド哲学仏教学演習 | 必修 | 8単位 |
卒業論文または特別演習 | 必修 | 12単位 |
他学部他学科科目 | 自由 | 36単位 |
卒業に必要な単位 | 76単位 |
卒業までに必要な単位は76単位。インド哲学概論、インド哲学史概説、仏教概論、比較仏教論の中から8単位を選択する他、インド哲学仏教学特殊講義から12単位を選択する必要がある。イン哲では卒論の代わりに「特別演習」によって単位を代替することが可能であることが特徴的。また、76単位のうち36単位は他学部他学科科目を選択でき、総合的に科目選択の自由度が高いのも特徴。
受け入れ枠 | 第一段階 | 第二段階 |
---|---|---|
文Ⅲ(指定科類) | 40 | 9 |
全科類 | 9 | 12 |
文学部A群、思想文化コースとして、「哲学専修」「中国思想文化学専修」「インド哲学仏教学専修」「宗教史宗教史学専修」「美学芸術学専修」「イスラム学専修」を目指す学生と同じ群に志望を出す。指定科類(文Ⅲ)枠として全体の9割近くが埋まり、残りが全科類枠となる。
・イン哲への進学を既に決めている場合は、2Sでサンスクリット語を取ると進学後にアドバンテージになるかも。(中には1Sでサンスクリット語を始める人も)。
科目 | 区分 | 開講時限 |
---|---|---|
インド哲学概論 | インド哲学概論 | A1月曜5限・木曜2限(駒場) |
インド思想史(2) | インド哲学史概説Ⅱ | A水曜2限(本郷) |
仏教思想の概要 | 仏教概論Ⅱ | A火曜2限(本郷) |
※持ち出し専門科目のみ記載
・週12~13コマ程度。
・概論と特殊講義を履修。
・概論では講義形式で仏教学やインド哲学を学ぶ。
・特殊講義は概論と演習の橋渡し。講義形式の授業もあればゼミ形式のものも。
・歓迎会のようなイベントは特にない。
科目 | 区分 | 開講時限 |
---|---|---|
インド思想史(1) | インド哲学史概説Ⅰ | 水曜2限 |
仏教の歴史的変遷 | 仏教概論Ⅰ | 火曜2限 |
チベット仏教文献講読 | インド哲学仏教学特殊講義Ⅰ | 木曜4限 |
中国禅宗文献講読 | インド哲学仏教学特殊講義Ⅱ | 金曜2限 |
上座部仏教文献講読 | インド哲学仏教学特殊講義Ⅴ | 月曜4限 |
インド哲学文献講読(1) | インド哲学仏教学演習Ⅰ | 水曜3限 |
インド仏教文献講読 | インド哲学仏教学演習Ⅱ | 金曜3限 |
パーリ語文法 | インド哲学仏教学演習Ⅳ | 火曜4限 |
・週10コマ程度。
・教員免許取得を目指す人はもっと取る。
・複数開講されている演習から興味のあるものを履修。
・その他、2Aと同様に概論と特殊講義を履修。
科目 | 区分 | 開講時限 |
---|---|---|
アジア世界の仏教 | 比較仏教論 | 水曜4限 |
インド哲学仏教学特殊講義Ⅲ | 唐代天台思想史研究 | 木曜3限 |
チベット語仏教文献講読 | インド哲学仏教学特殊講義Ⅳ | 金曜4限 |
アビダルマ文献講読 | インド哲学仏教学特殊講義Ⅵ | 月曜3限 |
インド哲学文献講読(2) | インド哲学仏教学演習Ⅴ | 水曜3限 |
大乗仏教哲学文献講読 | インド哲学仏教学演習Ⅵ | 金曜3限 |
東アジア仏教文献講読 | インド哲学仏教学演習Ⅶ | 木曜2限 |
初期仏教文献の講読 | インド哲学仏教学演習Ⅷ | 火曜4限 |
・週10コマ前後。
・イン哲では卒論の代わりに「特別演習」という試験に合格することで卒業する事も可能。卒業演習の準備を少しずつ始める。
・演習を一つ取り、他でも単位を稼ぎつつ特別演習の準備をするのが一般的。
・11月末にある特別演習と呼ばれる三本立ての試験(サンスクリット語、漢文など)に合格すると卒業できる。
・演習は研究に必要な能力を培うのに不可欠と教授陣が考えているため、4Aまで履修を続ける。
・学ぶ内容はイメージ通りだった。
・予想は付いていたが、仏教の経典やサンスクリット語の文献は少し勉強し始めたからといって容易に理解できるものではなかった。教授でさえ「分かるような分からないような」と言っていることも。
・想像以上に学士入学が多い。
(文三→イン哲)
・「最初は西洋哲学を学びたかったが、1Sで哲学を履修して以降、現代文芸論や美学芸術学など別の選択肢も考え始めた。そんな中、2Sで書道展を見に行った際に仏教の有名な文献の作品に惹かれた。祖母がお茶を、母が日本料理を教えていたことから幼少から日本文化が身近で、その根底にある仏教を理解したいと感じたこともあり、最終的にイン哲に決めた」
(文三→イン哲)
・「神秘的なものに興味があるから」
(理学部数学科→イン哲)
項目 | 内容 |
---|---|
ズバリ、学生間のつながりは: 10(強いと感じる)↔0(全くない) |
5 |
LINE | 有※ |
Slack | 無 |
オフラインでのつながり | 有 |
※同期LINEと学部生LINEがある。後者には留学生も含まれる。
・LINEは事務的な連絡がメイン。
・敢えて同期同士で飲みに行ったり出かけたりすることはない。そもそも学士入学の割合が高いので年齢層が幅広い。
・留学生(中国や韓国出身)が多い。
・イン哲の研究室でお茶を飲んだり、雑談したりする。教授や院生との距離が近い。
・頼めば先輩が勉強会をしてくれる。
・全員で集まる飲み会はある。
・有志は東京大学仏教青年会に出入りする。
項目 | 内容 |
---|---|
1クラス当たりの人数 | 5名~10名前後 |
成績評価 | 出席/レポート |
・出席が重視されるが、そもそも極端に少人数なので欠席という発想がない。
・少人数ゆえ、教授との距離が近い。
・演習では担当範囲を翻訳したり読解したりするだけでレポートがないことも。
・きちんと出席しレポートを出せば優が来る。ただし、慣れない言語で文献を読み解く過程そのものがハード。
〈研究室紹介〉
〈研究室紹介〉
東京大学インド哲学仏教学研究室
蓑輪顕量:日本の仏教。戒律。瞑想。
高橋晃一:インド仏教。唯識思想。
加藤隆宏:インド哲学(ダルシャナ)。特にヴェーダーンタ学派を中心に。
八尾史:インド仏教。特に律蔵と経蔵、および両者の関係について。
崔境眞:チベット仏教。カダム派の仏教認識論。
インド語インド文学研究室
東洋文化研究所
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G群(言語文化_中国語中国文学)
I群(社会心理学_社会心理学)
教養学科 地域文化研究分科
A群(思想文化_中国思想文化学)