教養学部
統合 認知行動科学コース

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統合自然科学科 認知行動科学コース

目次

    基本情報

    人数

    8名(推薦生がいると9名~になることも)

    ジェンダーバランス

    少人数学科のため、年によって変動しやすい

    要求/要望科目

    なし

    就活or院進

    多くが院進だが、学部就活する人も数名いる。

    公式サイト

    学科概要

    教養学部 統合自然科学科 認知行動科学コースは、理系カルチャーに半身を置きつつ心理学という人文的問題全般を扱う、いわば文理融合型の学科(文科4名・理科4名)となっている。通称は「認知」。
     
    主な授業科目には、進化認知科学、認知臨床心理学、神経行動学、心理物理学といったものをはじめ、認知行動科学の諸領域を扱う「コース科目」がある。
    「認知行動科学研究法・認知行動科学方法論・認知行動科学実験I・認知行動科学実験II」は必修科目であり、小人数で心理学実験法と実践を学び、最先端の手法を身に付ける。
    「認知行動科学特別研究・卒業研究」を通じて指導教員とともにひとつの研究を完成させていく。
     
    「他コース科目」では、学融合プログラム「進化認知脳科学」「バリアフリー」等で学べる関連講義や、他学科科目を主体的に履修していくことになる。
     
    ※参考:統合自然科学科ホームページ
     
    卒業必要単位数は76。うちコース内の必修科目が28単位(2Aに6単位、3S/3Aに2単位ずつ、4Sに8単位、4Aの卒業研究に10単位)、演習が4単位(3Sの基礎心理学演習、3Aの知覚心理学演習)、選択必修が12単位。高度教養科目(※)で6単位、他コース科目で16単位が必要。他学部履修は6単位程度か(詳細はコース便覧等を参照のこと)。
    ※高度教養科目:後期課程の学生が履修することができる、教養学部内の他学科/コース開講科目。自身の専門分野には直結しないことが多い、学際的内容の概論講義やグループワークが多く、国際研修の一部もこれに該当。前期生でいう「主題科目」に該当し、主題科目と合同開催される例も多いので、前期生が講義にいることも。
     
    教員が学生に対して求めるレベルも非常に高いので、極めて刺激的な学びの場が提供されている。

    卒業までの流れ

    2年生Aセメスター

    ・必修科目の「統合自然科学セミナー」、認知行動科学研究法」、「認知行動科学方法論」は、他学部学科コースに比べても重要度が高い。というのも、これらを落とすと、3Sの必修「認知行動科学実験Ⅰ」、3Aの必修「認知行動科学実験Ⅱ」を受講できずに留年となるからだ。教員からも2Aはじめにかなり強調されるポイントらしい。
     
    ・3A以降の研究室配属後は、研究に費やす時間が長くなるので、2Aと3Sで卒業必要単位(必修・演習除く)の多くを取り切ろうとする学生が多い。



    3年生Sセメスター

    ・2A同様、必修科目(認知行動科学実験Ⅰ)を落とすと即留年になる。
    ・3S/3Aで開講される各種演習は、落とした場合、4年生でやり直すことになる。
     
    ・3S末の研究室見学を経て配属希望調査が取られ、3Aから「演習」として研究室配属が始まる。一般的な学部学科よりも入るのが半年早いので、研究室の情報調べを早めに行うことが推奨される。(他学科では4年生から研究室配属が一般的)
    ・3A以降の研究室配属後は、研究に費やす時間が長くなるので、2A/3Sで卒業必要単位(必修・演習除く)の多くを取り切ろうとする学生が多い。
     
    ・院試か就活かは、この時期あたりには決めている学生が多い。
    ・院進を選ぶ学生は、認知コースだけでなく、研究室ベースで他研究科にも訪問に行って情報収集を行う。



    3年生Aセメスター

    ・2A/3S同様、必修科目(認知行動科学実験Ⅱ)を落とすと即留年になる。
    ・3S/3Aで開講される各種演習は、落とした場合4年生でやり直すことになる。
     
    ・「演習」と称して研究室配属がなされる。
     
    ・院試対策を始めていく学生もいる。研究科によって必要科目が異なるので注意。直前から対策を始める学生も多いが、院試を意識せず勉強に励んでいる学生が多いためと考えられる。



    4年生Sセメスター

    ・「認知行動科学特別研究」が行われる。
     
    ・多くの大学院の入試説明会が行われ、少し忙しい時期。
    ・夏休み8月以降、院試本番となる。
    ・就活する学生は、選考解禁の6月前後には内定を確保しておきたいところ。



    4年生Aセメスター

    ・「卒業研究」が行われる。

    入る前の想像と実際

    ・「想像通り、またはそれ以上に同期や先輩方が優秀。理系の人たちの優秀さは、文系のそれともまた違い刺激的だった。」
    ・「思った以上にオープンな人が多くて話しやすい。」
    ・「予想通り、教員も高度なレベルを求めてくる。」
    ・「進振り前に予め下調べをしていたので混乱は少なかった。」

    選んだ理由/迷った学科

    ・「人間の感情や行動に関心があり、文学部心理や理学部生物学科、薬学部と迷った。自身は、生物よりは心理に寄りたいこと&環境に恵まれていること(底点が高い&教員との距離が近いから刺激を得やすいと期待した)が選択の理由。」(理科一類→認知)

    コミュニティとしての機能

    ・みんな喋りやすいし良い場所。授業も(他学科コースと合同の講義では)認知の学生だけで固まって受けている。
    ・認知コースの学生間で、セメスターで2回ほど食事会が開催される。
    ・慣れ合いというよりは、学問に関して繋がっており、プライベートは別々のことが多い。
     
    ・統合自然科学科のLINE・Slackがある。Slackが結構動く(他コースの人が発信していることが多い)。基本的にコース内のチャンネル(Slack内)で話すことが多い。
    ・就活系統の情報が流れてくることは、ほぼ見られない。

    授業スタイル

    ・必修の実験などは同期9名のみ。演習は3,4年生両方ともにいる。
    ・2Aの選択必修では文学部心理や教育学部と一緒に受ける授業もある。
    ・出席は大前提で、不十分な予習や遅刻が欠席扱いされる授業もある。欠席は事前連絡が前提(インフルエンザくらいしかいないけど)、遅刻する人もほぼいない(セメスターに1回あるか無いか)。
     
    ・成績評価は、必修及び選択必修科目では2,3個が試験であり、大概は期末レポート。
    ・留学・院進・奨学金以外の理由で、コース内で高いGPAを取るインセンティブは少ない。ただ学習意欲が高い人が多いので皆勉強に励み、優3割規定もないので好成績を残す者が多い。
    ・卒論は各研究室にて進めるものと思われる。
     
    ・新型コロナウイルスの影響から、必修は実験などもオンラインで対応している。
    ・「認知行動科学特論」という選択必修がいくつかあり、理研の人を呼んだ海外教員の講義等があるが、今年に関しては、その一部は不開講・次セメスター開講等の処置がとられる予定。

    研究室・資料

    特別な制度・その他

    ・サブメジャープログラム:所属コースの主専攻だけではなく、他コースが提供する15単位程度の科目群を副専攻として履修するプログラム。修了生は卒業時に、卒業証書だけではなく、サブメジャー・プログラム修了証ももらえる。

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