文学部
A美学芸術学専修

基本情報

人数

25~30名程度

男女比

4:1程度 ※年による変動が激しく、ほぼ1:1の場合も。

要求/要望科目

要望科目
展開科目「人文科学ゼミナール」

就活or院進

院進するのは2割程度。院進先は美学芸術学以外では、超域の表象文化論や大学院のみ設置されている東大の文化資源学、藝大など。残りは基本的には就職する。メディア関連を志望する人が多いが、卒業生の中には作家や映画監督もいる。

公式サイト

http://www.l.u-tokyo.ac.jp/bigaku/

学科概要

■どんな専修?

美学は「美についての哲学」であり、古典を厳密に読解しつつ「美とは何か」「芸術はどうあるべきなのか」といった問いと向き合う。一方で芸術学はより個別研究に近く、絵画、音楽、漫画、漫才などハイカルチャーからポップカルチャーまで幅広く扱う。学科ではこの二つを併せて学ぶ。


■進学定数は?

受け入れ枠 第一段階 第二段階
文Ⅲ(指定科類) 40 9
全科類 9 12

■出身科類について

文科三類が多いが、理系を含むその他科類の出身者も一定数いる。

文学部A群、思想文化コースとして、「哲学専修」「中国思想文化学専修」「インド哲学仏教学専修」「宗教史宗教史学専修」「美学芸術学専修」「イスラム学専修」を目指す学生と同じ群に志望を出す。指定科類(文Ⅲ)枠として全体の9割近くが埋まり、残りが全科類枠となる。


■取得単位数・必修科目について

卒業単位は76単位、そのうち専修課程の必修は44単位。44単位の内訳は、美学概論4単位、美学芸術学特殊講義12単位、文献講読8単位、美学芸術学演習8単位、卒論12単位となっている。2Aは選択必修のみ、3S~4Aも選択必修に各学期週1コマのゼミが加わるだけで、履修の自由度がかなり高いのが特徴。

卒業までの流れ

2年生Aセメスター


 ■【本郷で過ごす2A】

科目 区分 開講時限
美学の基礎概念 美学概論 A火曜3限(本郷)
美学テキストとしてのデカルト『情念論』の読解 原典講読IV A火曜2限(本郷)
芸術定義論の基礎 原典講読V A月曜3限(本郷)
建築・デザイン史記述の方法論 美学芸術学特殊講義III A金曜4限(本郷)

※持ち出し専門科目のみ記載

・週8~12コマが一般的。
・選択必修である文献講読※1、美学概論※2、美学芸術学特殊講義※3を一つずつくらい履修。

※1原典講読:
フランス語、ドイツ語、英語、ギリシャ語など複数言語の授業が毎学期開講され、読みたい内容や言語に合わせて受講できる。第二外国語でフランス語やドイツ語選択だった人は、その言語を取る場合が多い。第二外国語でロシア語やスペイン語選択だった人は、英語を取る場合が多いが、院進を目指す人は英語以外の言語も習得する必要がある。

※2美学概論:
100人前後の大講義。美学の基礎的な概念、考え方を学ぶ。

※3美学芸術学特殊講義:
20~30人の中規模の講義。芸術学の領域に入る内容が多い。西洋建築や茶の湯の話もあれば、ファミコンとマリオからデジタルゲームの感性学を論じたり、「涼宮ハルヒとバートランドラッセルとウィトゲンシュタインは対応している」と話す先生がいたりと、かなり内容は自由。


・以上の授業の他、後期教養の表象文化論や文学部の他学科の授業から興味に合わせて履修を組む。



3年生Sセメスター


 ■【必修が始まる3S】

科目 区分 開講時限
芸術学の諸問題 芸術学概論 S月曜3限
カント『判断力批判』 原典講読Ⅰ S火曜3限
ハリウッド・ミュージカルに関する英語文献 原典講読Ⅱ S水曜2限
美学テキストとしてのデカルト『情念論』の読解 原典講読Ⅲ S火曜2限
バッハの伝記を読む 原典講読Ⅶ S木曜3限
デジタルゲームの感性学 美学芸術学特殊講義Ⅰ S金曜3限
基本論文を読むⅠ 美学芸術学特殊演習Ⅰ S金曜2限
論文を書く(1) 美学芸術学特殊演習Ⅲ S金曜2限

・週8~12コマが一般的。
・必修である演習が入る。
・その他、選択必修を2Aと同じようなペースで履修。



3年生Aセメスター


 ■就活で忙しくなる3A

科目 区分 開講時限
メディア感性学 原典講読VI A金曜3限
バッハ受容の史料を読む 原典講読Ⅷ A木曜3限
プロティノス『エンネアデス』第六論 集第七論文 美学芸術学特殊講義Ⅳ S金曜3限
日本の古典的芸術とその美学 美学芸術学特殊講義Ⅴ A2集中
西洋古代の美学 美学史講義 A水曜4限
基本論文を読むⅡ 美学芸術学特殊演習Ⅰ A金曜2限
論文を書く(2) 美学芸術学特殊演習Ⅳ A金曜2限

・週8~12コマが一般的。
・必修である演習が入る。
・その他、選択必修を2A・3Sと同じようなペースで履修。
・就職する人は4Sに忙しくなるので、この時期に多めに単位を取っておく。
・3A終了後に、卒論のテーマについて考え始めるよう言われる。



4年生Sセメスター


 ■卒論に取り掛かる4S

科目 区分 開講時限
卒業論文(卒業論文指導を含む)

・週5~8コマが一般的。
・卒論指導のため、教員二人のうちどちらかのグループに割り振られる。
・卒論の研究計画を立てる。
・演習は卒論の発表・報告がメインになる。



4年生Aセメスター


 ■卒論執筆に専念したい4A

科目 区分 開講時限
卒業論文(卒業論文指導を含む)

・週5~8コマが一般的。
・冬頃に卒論の中間発表がある。
・1月第一週には卒論を提出。
・取得単位数が足りない人は多くの科目を履修する。

入る前の想像と実際

・「院に行こうと思って哲学をしっかりやる人と、あまり力を入れずにやっている人の差が激しい」(文三→美学芸術学)
・「美学について体系的に学べると思ったが履修の自由度がかなり高いこともあり、前期教養とあまり大きな変化がない感じがする」(文三→美学芸術学)

選んだ理由/迷った学科

・「すずかんゼミに所属していた前期教養の時に現代アートに興味を持ち美術館に頻繁に通ったり、文学理論を勉強したりしていた。その中で、文学部の美術史、美学芸術学、後期教養の表象文化論を視野に入れるようになった。そのうち、芸術の過去だけでなく未来について考えることができ、かつ哲学としての美学が体系的に学べそうな美学芸術学を選んだ」(文三→美学芸術学)
・「農学部に進学したが、バイオアートに興味があり転学部した」(理二→美学芸術学)
文学部の美術史、美学芸術学、後期教養の表象文化論の三つで迷う人が多い。その他に文学部フランス語フランス文学や、工学部建築学科を選択肢に入れていた人など、多様な人が集まる。

コミュニティとしての機能

項目 内容
LINE
Slack
オフラインでのつながり
上下のつながり

・年によるが、同期LINEは事務連絡以外でも動く。
・学科Slackや上下LINEはない。
・例年は4年生が一度上下コンパを開催する。
・研究室に院生がずっといて気軽に話せる。そういった場で、共通の興味分野を起点に緩い繋がりが生まれる。演習を仕切る博士課程の院生のフォローも手厚い。
・「院進志望者を中心に読書会を自主的に開く風土があったり、LINEで美術館に誘うと気軽にみんな集まってくれたりと、『文化的フッ軽』が多い」(文三→美学芸術学)
・研究室旅行があり、地方の美術館など美学芸術学に関連したところに行くことも。あくまでも交流目的。

授業スタイル

・ゼミ形式と講義形式が存在する。
・成績評価はほぼ全てレポート。出せば良はもらえる。
・ごく稀に試験がある(過去に小田部先生の美学概論で試験がなされたことがある)。
・レポートのテーマは授業に関連するものという限定付きだが、基本的に学生の興味に合わせて自由に選べる場合が多い。
・レポートの字数は3000~4000字と前期教養学部の総合科目A系列に近いイメージで、あまり重くはない。

研究室・資料

特別な制度・その他

特になし

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