2年生Aセメスター
■コースに馴染む2A
科目 |
区分 |
開講時限 |
文化人類学基礎論 |
必修 |
火曜5限 |
・週12コマ前後が一般的。
・週一2単位の「文化人類学基礎論」が必修。この授業では主に民族誌(人類学者が長期のフィールドワークの結果を記述した文献)を輪読する。マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』やレヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』といった古典から、近年登場したマルチスピーシーズ民族誌でも最も広く読まれているアナ・ツィンの『マツタケ』まで。
・選択必修として「文化人類学理論Ⅰ~Ⅲ」「社会人類学理論Ⅰ~Ⅱ」「応用人類学Ⅰ~Ⅱ」「民俗学」がある。演習形式が多いが、ターム開講で人類学の下位区分(経済人類学、開発の人類学など)をひと通り学べる講義形式の授業もある。
・文化人類学の対象範囲が広いため、選択必修では自分の興味に合わせて授業を選べる。
・秋頃、内定生を歓迎する会が開かれる。
3年生Sセメスター
■フィールド演習に取り組む3S
科目 |
区分 |
開講時限 |
文化人類学基礎演習 |
必修 |
火曜2限 |
フィールド演習 |
必修 |
月曜2限 |
・週10コマ前後が一般的。
・週一2単位の「文化人類学基礎演習」が必修。2Aの必修は民族誌中心だが、こちらの授業は理論寄り。扱う文献としてはレヴィ=ストロース『野生の思考』やギアツの『文化の解釈学』、ラトゥールの『科学がつくられているとき』など。
・新たな必修として週一2単位「フィールド演習」が加わる。自分自身でフィールドを選び、最低8回通いつつ気づいたこと、論点をまとめる。シェアハウスに参与する人、怪しい有機食品店に通う人、ジビエレザーを追う人など様々。
・2Aに引き続き選択必修を取る。
3年生Aセメスター
■民族誌作成と就活に勤しむ3A
科目 |
区分 |
開講時限 |
文化人類学特殊演習(民族誌作成) |
必修 |
木曜3限 |
・週7コマ前後が一般的。
・週一2単位「フィールド演習Ⅱ」が必修。Sセメのフィールドワークを基に12000~20000字の民族誌を作成する。教授によって形式が異なる。授業なしで各自で進め、困ったことがあれば聞くスタイルの年も。
・2A・3Sに引き続き選択必修を取る。
4年生Sセメスター
■卒論準備本格化、4S
・週2-3コマが一般的。
・週一2単位「卒業論文演習」が必修。週一で進捗を発表する。
・卒論のテーマ決定は比較的遅く、4Sの頭にはまだ形が定まっていない人が大半。
・各自が好きなテーマを選び、自分のテーマに近い先生(複数人の場合もある)に見てもらう。授業を担当する先生はいるものの、いわゆる「指導教員」がいるわけではない。
4年生Aセメスター
■卒論を仕上げる4A
・週0-3コマが一般的。
・必修はない。4Sの必修である「卒論演習」の担当教員とたまに面談する。
・就活も終わり、卒業単位も取得済みの人は趣味程度に他学科・他学部の授業を取る。