■どんなコース?
学際言語科学コースでは、言語の構造と機能に様々な側面から光をあてつつ、統合的な人間理解をめざす視点からその本質に迫ることを目指した研究・教育を行っている。
言語の多様性とその背後にある普遍性とを捉えようとする視座と、様々な視点から言語を科学的に見据える姿勢を育てる。こうした横断的視座・学際的アプローチを実践するため、2つ以上の実践的な外国語の能力を養い、マルチリンガルな発信型の外国語習得を目指す。同時に、メディアリテラシーを身につけ、言語への理解を軸に、現代の多元的言語生活、文化複合状況の中を生きる力を目指す。
理論研究からフィールド・実験・応用系まで多様なスタッフを擁し、外国語教育から言語工学技術まで、社会での実践に役立つ専門知識を備えたスタッフも充実している。
言語態・テクスト文化論コースでは、言語の問題を根幹にすえて文化事象を捉えなおす立場(テクスト文化論)から、文学作品をはじめとする様々なテクストが社会でいかに受容され、時代とともに変化するのかを批評的に検証する。その際、複数の文化間で恒常的に生じている横断や交錯を念頭におきながら、その現れのさまざまな様態(言語態)に注目している。このような研究を体系的に進めるために、「文化横断論」「批評理論」「メディアとしての言語研究」の学習を軸にカリキュラムが構成されている。
*学際言語コースと言語態・テクスト文化論コースは学部では別コースであるが、大学院では「言語情報科学専攻」に統合される。
学際言語科学コースのガイダンス資料
言語態テクスト文化論コース
■卒業要件単位
学際言語コース
卒業までに必要な単位は76単位。
内訳は、高度教養科目6単位以上、言語科目18単位以上、コース科目30単位以上、卒業論文10単位。
言語態・テクスト文化論コース
卒業までに必要な単位は76単位。
内訳は、高度教養科目6単位以上、言語科目20単位以上、コース科目26単位以上、卒業論文10単位。
両コースとも、サブメジャー・プログラムやその他のサブプログラムにより取得した単位を卒業単位に組み入れることができる。教職課程科目、特設科目科目、他学部の単位も、コース主任の承認を得ることで卒業単位に組み入れることができる。
■進学定数は?
・定員数と各科類からの受け入れ数
受け入れ枠 |
第一段階 |
第二段階 |
文Ⅰ・Ⅱ(指定科類) |
6 |
2 |
文Ⅲ(指定科類) |
13 |
9 |
全科類 |
5 |
1 |
※超域文化科学分科として進学選択を行い、その後学祭言語科学及び言語態テクスト文化論コースを選択する。随って、この受け入れ数は同分科のものである。
■内実は?
勉強を頑張っている人が多い。両コースとも、言語に関わることならば何でも勉強できるため、各々が自分の興味に合った分野を勉強している。課題は授業によってまちまちだが、大学院生用の授業を取ると重くなる。コースの人数に対して教員数が多く親身に指導していただける。教員数が多く、研究については指導してくださる。学務的には自己管理をする必要がある。