2年生Aセメスター
必修は定められていない。
ドイツ語を第二外国語としていなかったり、前期課程であまり力を入れてこなかった学生にとっては、はじめの数ヶ月は大変な思いをする可能性が高い。それでも着実に力をつけられるドイツ語の授業が多数開講されている。
・印象的な授業
ドイツ語で書かれた政治学の入門教科書の輪読。毎週膨大な予習量をこなして授業に臨まなければならずはじめは大変だが、続けていくと次第にそれが苦ではなくなり、語学面での成長を実感できる授業となる。
・授業外で印象的なこと
新入生歓迎会では大学院の先輩も参加するなど、縦のつながりは強い。普段のゼミでも院生と一緒になる事が多いので、学部生のみを対象にしたゼミ以上に成長を実感できる(もちろん教員は学部生に配慮してくれる)。
3年生Sセメスター
必修は定められていない。
・印象的な授業
ドイツ文学のテキストの輪読。これまで読んできたアカデミックなドイツ語とは違い、近代文学独特の堅いドイツ語に触れることができる。参加した学生が少ないと(二人の年も)、テキストだけでなくその周辺のことについても議論したりすることができる。
・授業外で印象的なこと
2Aまででドイツ語の力を伸ばし余裕が生まれると、教養学科の他の分科の授業や文学部の授業など、専門外の授業も履修したりして幅広く知見を蓄えることができる。それでも「試験やレポートに追われて大変」という事態には比較的なりにくいため、適度に忙しい中で自分の興味に合わせて最大限に学びたいことを学べる期間になるだろう。
3年生Aセメスター
必修は定められていない。
・印象的な授業
2Aで開講されているドイツ政治の輪読授業(年によって内容は少し異なる)をもう一度履修する学生もいる。2Aの際にはとても苦労した授業だったのに一年経つと全く大変さはなく、一年間でこんなにも読めるようになったのかと驚いたという声も。
・授業外で印象的なこと
ドイツ科でクリスマス会を開催する年もある。その際には、教務補佐が美味しい料理を用意してくれたり、楽器演奏などのちょっとした出し物があったりと、教員や他学年の学生も多く集まって和やかな楽しい会になったそうだ。
4年生Sセメスター
必修は定められていない。
必修ではないが、基本的には卒論指導とドイツ語論文(卒論を書くための授業)を取ることになる。
卒論をドイツ語で書くコースなので、その準備のために共通ドイツ語(論文)という授業がある。具体的には簡単なドイツ語作文に始まり、アカデミックなドイツ語論文の作法などを実践的に学んでいく。毎週課題があり、それを積み重ねることでなんとかドイツ語で論文を書くということをイメージできるようになる。
コロナ禍でほとんど研究室との関わりはなくなってしまったが、オンラインのゼミが行われ、近況報告会なども軽く開かれている。人との繋がりがどんどん希薄になっていた時期だったので、久しぶりに研究室の先輩や先生方と画面越しにでも会える機会があったのは学生にとっても嬉しいことだったようだ。
4年生Aセメスター
4年生Aセメスター
科目 |
区分 |
開講時限 |
卒業論文 |
必修 |
年度により異なる |
卒論指導 |
必修 |
年度により異なる |
共通ドイツ語(論文) |
必修 |
年度により異なる |
4Aはひたすら卒論を書く。卒論指導では指導教官に、共通ドイツ語(論文)ではネイティブの先生に卒論を指導してもらう。
月に一回程度指導教官と面談をして内容の方向性を固め、実際に書いたドイツ語の文を、共通ドイツ語の授業としていつでも好きな時に添削してもらう。
ドイツ語で論文なんて書けるわけないと初めは思っていたが、この手厚いサポートのおかげで書き上げることができたという声も。
・授業外で印象的なこと
感染対策を行いながら、新入生歓迎会が対面で行われた(2021年)。
新入生とも顔を合わせることができ、親睦を深める機会となった。