問題解決能力・ビジネススキル養成プログラムMoG・LiD

学生向け

東大外部

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SDGsをテーマに問題解決能力を養成するプログラム。オフラインとオンラインの2コースがある。

目次

    基本情報

    正式名称

    MoG・LiD

    公式リンク

    https://very50.com/

    Facebook

    https://www.facebook.com/very50/

    Instgram

    https://www.instagram.com/very50__/?hl=ja

    Twitter

    https://twitter.com/very50

    対象者

    高校生/大学生/社会人

    実施期間

    オフラインの有料プログラム「MoG」とオンラインの無料プログラム「LiD」の2種類、ともに年に複数回、3ヵ月1期として募集される。

    設立日

    2008年6月1日(NPO法人格取得 2012年11月、認定NPO取得2020年12月)

    実施場所

    東南アジア、地方自治体などの現場(MoG)、オンライン(LiD)

    お問い合わせ方法

    https://very50.com/contact/

    審査有無

    有り。

    参加費

    MoGは有料(奨学金制度・特待生制度あり)、LiDは無料

    very50とは、SDGs(持続可能な開発目標)のテーマでリアルな社会課題を解決する、問題解決能力の養成に重点を置いたプログラムを運営する認定NPO法人。大学生に主に提供するのは、MoG(Mission on the Ground)とLiD(Leadership in Developing countries)の2プログラム。
    MoGは、現地に赴いての現場での超実践的な解決を主軸に置いた、オフライン型の有料プログラム。全3ヵ月程度のプログラムで、事前トレーニングを1~2カ月ほどオンラインで行ったのち、現地に10日間程度滞在して、現地の社会起業家の課題に解決策を見つけるプロジェクトを実行していく。
    一方でLiDは、扱うテーマはMoGと似ているものの、オンライン上をメインとした実践の機会の意味合いが強いオンライン型の無料プログラムとなっている。

    過去の事例

    MoG

    ベトナム~Cuc Handmade Design~(社会人・大学生向け)

    地域に根付いた手仕事を新たなデザインと共に社会に普及させていくアパレルブランドの次の10年に向けた戦略立案に挑戦。
    ベトナムは障がい者支援、地域コミュニティ支援など様々なハンディクラフト型ソーシャルビジネスが展開されている国でもある。しかし、欧米発信のミニマルなライフスタイルが浸透すると共に、そのようなハンディクラフト商品の売上を伸ばすことが出来ず、苦境に立たされているのが現状だ。物を買う意味の再定義から、ストーリーに頼らない新たなマーケティング戦略立案と今後10年のソーシャルビジネスのネクストステップを考える。

    LiD

    カンボジア~Ashi(亜紙)~(高校生向け)

    ゴミ山で働く人を助けるバナナペーパーブランドにて日本人起業家と全力の挑戦を。
    カンボジアで5年前に起業した日本人若手起業家の方と一緒に、事業を拡大するプログラム。「子供たちのごみ山での労働を無くすシステムを作りたい」と、現地雇用の創出と生活水準の向上を目指しているが、現状は赤字。手作りのバナナペーパー製品をはじめとしたオリジナルブランドを、どうやってアジア市場に広げていくか考えていく。
    カンボジア~N's BASE~

    カンボジア・シェムリアップで社会起業家のビジネス機会提供、フィードバックによる成長促進に取り組んでいる施設がN's BASE。
    しかし、コロナ拡大の影響でメイン顧客であった観光客が激減。社会起業家のビジネスも聞きに瀕している。
    そこで、LiDでは、このコロナ禍でも社会起業家の方々が持続的に展開できるビジネスモデル構築のサポートとして日本への輸入販売戦略を立案し、実際に仮説検証を行い、戦略実行の礎を築いた。

    プログラムで学べること

    MoG

    事前研修で抱いたイメージと、実際の現場での課題とは大きく異なることが多く、現地で試行錯誤を重ねながら解決策を考え抜くというハードな体験ができる。事前トレーニングでは念入りに企業の方にヒアリングをする機会があるので、学生たちは自分なりに仮説を立てて現地入りするが、その仮説は崩れることがしばしば。
    「行ってみたら全然違った。」そうした経験をしつつ、現地で軌道修正し、試行錯誤を重ねながら経営課題の解決に向き合いながらストリート・スマートさを鍛える「ハードな経験」ができる。
    チームでの行動量が多いので、グループワークの大変さに気付いたという声も。

    LiD

    LiDはMoGと異なり、現地での集中してプロジェクトに当たる期間がないため、活動期間を通して成果を生んでいくプロジェクトマネジメントの力が重要になる。
    ほぼ毎週実施されるプレゼンテーションでの進捗の発表では、計画も含めてフィードバックがもらえるため、プロジェクトを計画的に運営する力、チームのマネジメント能力などプロジェクトに関わる継続力が鍛えられる。
    また、参加学生は約5-6倍の選抜を通過している優秀な学生のため、自身の実力を全国レベルで確かめるのにも有用な場となっている。

    参加者の声

    「大学1年生の終わりに参加しました。
    ビジネスについて右も左もわからない中、何かチャレンジしてみたい!という熱意で参加を決意しました。very50のメンターの方をはじめ、チームメンバーも皆優秀な人が多い印象を受けました。一緒に参加したメンバーはビジネスや海外に対する関心が強かったです。
    実際にプログラムが始まると、『自分なにもできないんだな』という挫折感を味わうことになりました。今思うと、知識量や発言する勇気に加え、慣れない環境でも与えられた役割をなんとか全うしようとするバイタリティが不足していたかな...と思います。
    しかしこの活動で得た学びはたくさんあります。
    まず、市場分析、ターゲット絞り込み、プロダクト提案といった一連の流れを経験して、きちんとビジネスに触れることができましたし、高い視座を持って活動する人たちの姿を目の当たりにして社会人としての物心もついた気がします。
    また、この体験が後の『ベンチャーの長期インターンでの休学』という決断に繋がりました。今も。参加前では考えられなかったキャリアを歩んでいます。
    ちなみに、過去にプログラムに参加した学生コミュニティ(Facebookのグループ)があるので、今でも彼らと繋がりはあります。
    MoGの特徴として市場規模とビジネスモデルの制約が多いため、学生にとって難易度高めのプログラムであるのは間違いないです。でもvery50のメンターの方達は学生の努力に真正面から向き合ってくれる人達です。サポートは充実しています。
    壁にぶつかった時に柔軟に動ける人、社会に対してインパクトを与えたい!という熱意のある人であれば、きっとMoGを楽しめると思います。」
    (2018卒業、MoG参加)

    その他

    運営側からのメッセージ

    人生の早い段階で「殻を破る」、つまり自分が今まで関わってこなかったタイプの人と出会い交流する場所として、MoG/LiDは存在していると思っています。具体的に言えば、コンサルタント業という手段で社会にインパクトを与えたい人と、国際貢献を通じてスキルを高めたい人、この2者の相互交流が起こせる場ということです。また、東大という日本で一番恵まれている立場にいるならば、どうやって社会に価値を還元していくか、すなわちノブレスオブリージュの考えを大切にしてほしいと思います。そうした過程を通じて、自分の生きる意味についても考えられるような時間を届けられればと思っています。

    ビジョン

    「自立した優しい挑戦者」を育てるために、

    ・ 無視できない社会問題、現代に知っておくべき事象をテーマとすること
    ・ 実践からしか学べない知・スキルの価値をなによりも大事にすること
    ・ アジア新興国を中心にグローバルに国内外で活動を展開すること

    の3点を主軸に、個人、企業、学校、地域、あらゆるプレーヤーにプロジェクト型教育プログラムを提供している。

    ※自立した優しい挑戦者=現状の社会課題に問題意識(想像力)を持ち、ビジネス方面のスキル・能力(実行力・リーダーシップ)を活かして、世界にインパクトを残すチャレンジをしている人のこと。(UT-BASE編集部定義)

    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
    最後に1点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。

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