One Earth Guardians育成プログラム

学生+社会人向け

東大内部

企業や省庁から講師を招いたワークショップやセミナー、実学研修を通して地球医の育成を目指すプログラム。

目次

    基本情報

    正式名称

    One Earth Guardians育成プログラム

    公式リンク

    https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/

    カテゴリー

    学内プログラム

    実施期間

    通年(募集は毎年4月)

    設立日

    2017.12.01(オフィス設立)

    実施場所

    オンラインでの講義・イベントに加え、オンサイトでのワークショップや実学研修

    参加方法

    3月下旬に募集案内がホームページに掲載されるため、それに従う

    審査有無

    作文による書類選考後、面接

    参加費

    なし

    プログラム概要

    概要
    「これから100年経っても、地球上のあらゆるものと共生しながら生きていける世界」を実現するべく、他者を巻き込みながら新しい価値を創造できる科学者たちを「One Earth Guardians=地球医」と定義。大学で行われる講義に加え、企業や省庁から講師を招いたワークショップやセミナー、さらに産官学協働で課題に取り組む実学研修などを通して地球医の育成を目指すプログラム。


    応募条件/アドミッションポリシー
    ・東京大学農学部、あるいは東京大学大学院農学生命科学研究科に所属する学生であること。※
    ・現在の地球が抱える問題に危機意識をもち、その課題解決に取り組む科学者になる熱意を持っていること。
    ・国際感覚を身につけ、他者を尊重しながら連携し、柔軟な思考力をもって課題を解決しようとする意欲を持っていること。
    ・自らの専門性を活かしつつ、同時に広範な学問分野を俯瞰し、サイエンスの相乗効果に結びつける力を持っていること。

    ※従来はこのような条件だったが、2022年4月に参加する第5期生は他学部からも若干名を募集する予定。One Earth Guardians認定に必要とされる認定科目の履修条件等については、個別に対応可能とのこと。


    問い合わせ先
    One Earth Guardians育成機構:office@one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp
    住所:〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1 東京大学 大学院農学生命科学研究科 One Earth Guardians育成機構/One Earth Guardiansオフィス

    過去の事例

    2021年度のOne Earthology Seminar では、食・生物多様性・土という3つのテーマについて、それぞれ仮想の世界観に基づいた議論を行った。私が参加した「土」では、地球人が宇宙に出発し、宇宙船の中で100年間の自給自足生活を送るという設定のもと、土の存在意義や、それをどう持続的に活用するかを考えた。普段は、あって当たり前と疑わない土の存在を問い直す大胆な試みに対して、第1回のセッションでは土と人間の心理的な繋がりが浮かび上がった。そこから端緒をつかんだ第2回は、閉鎖空間の中で土を有効に活用するための論争が巻き起こり、資源分割を巡る衝突や、人間という存在を成立させている文化的な豊かさにも話が及んだ。こうした思考実験を経て、我々の生命を繋ぐための食料を生み出す「土」が人類の生活に欠かせないものであることは実感したが、果たして人類が土とどう向き合っていくべきか、という結論にはまだ至れていない。(3期生/農業・資源経済学専修)

    プログラムで学べること

    ・100年後も人類が地球上の他の生き物と共存できている未来のために、今、わたしたちが考えて行動しなければいけないということ。(3期生/農業・資源経済学専修)

    持続可能な発展とは何か、を根本から問い直す機会があったり、酪農産業の未来やその他さまざまな社会福祉的活動への働きかけについて学ぶ機会があったりと、思考と行動を重ねながら理想的な未来とは何かを考えることができる。(3期生/農業・資源経済学専修)

    ・農学と一口に言っても、様々な切り口からの多様なアプローチがあるということを理解できた(まだまだですが)。OEGsの講演会やワークショップ、セミナー(基本的に全てにおいて能動的な参加を要求される)を通して、農学に関する多くの事柄が生きた知識としてストックされる。(4期生/国際開発農学専修)

    参加者の声

    魅力
    ・様々な学年や立場の、多様な学部・学科・専門的なバックグラウンドを持つ方と知り合い、100年後の地球について様々な切り口から議論する機会がある。また、学内外の組織・団体と連携して、アイディアを実装するためのピッチや思考を膨らませ実験的にプロトタイプを実装する講座が行われるなど、受講生が自分自身の枠を広げ可能性を追求するためのプログラムが数多く用意されている。さらに、本プログラム自体が2018年度に発足した比較的新しいものであるために、柔軟性が高く、受講生が自発的に始めた自主ゼミという取り組みや受講生同士がオンラインで定期的に集まって近況を報告しあうサロンなど、OEGs生のOEGs生によるOEGs生のための活動が各方面で展開されている点も大きな魅力である。(3期生/農業・資源経済学専修)

    ・農業という分野に、積極的に、主体的に、能動的に関わる意志のある学生と共同作業に従事する機会が多く提供される(とはいえ,機会が転がっているだけで、どのように生かすかは学生自身に委ねられる)。大きな成長の機会とすることも十分に可能。参加学生は、大変個性的(良い意味で変人)で議論好きな人が多い印象。(4期生/国際開発農学専修)

    大変な事
    ・修了にあたっては、カリキュラムに則って必要な単位を取得することが求められる。学部2年次後期の専門課程進学後から計画的に履修することが望ましい。また、発展的な科目として設定されているワン・アーソロジーⅠ,Ⅱ,Ⅲを修める必要があるが、これは、①現在を知るところに始まり、②未来に向かって、③領域を越え、社会に提言することが求められる。プログラム発足から4年目の現在、未だワン・アーソロジーⅢの修了者はおらず、現在の履修生にとっても大きなハードルとなっている。ただし、OEGsは大学卒業等を機に一旦中断しても再び大学に復帰すれば再開できるということになっており、必ずしも学部あるいは修士・博士課程のみで完結する必要性はない。(3期生/農業・資源経済学専修)

    ・事務局、先生方のサポートは大変手厚いものの、学生の自主性に任されているため、自分から動かなければ、プログラムに参加している意味は全くなくなる。イベント等に参加するための事前準備が大変なことも。(4期生/国際開発農学専修)

    その他

    運営からのメッセージ
    プログラム発起人 高橋伸一郎 教授より
    皆さん、これから人類は、地球上に生存する生物の一員としてどのように生きていったら良いと思いますか?このプログラムでは、そんな疑問を持った学生の皆さんと一緒に、地球の未来を考えています。
    人間の活動が引き起こした異常気象や生物多様性の喪失、資源の枯渇やパンデミックなど、人類の生存を脅かす地球上の課題が日々積み重なっています。多くの科学者が、人類存亡はこれらの課題解決にかかっており、今後10年間で正しい方向へ舵を切らなければ致命的となると指摘しています。
    私たちは2017年12月に、「100年後の地球に何ができるか?」を考える農学部発の教育・研究プログラムとしてこの『One Earth Guardians育成プログラム』を立ち上げました。ヒトを含めた地球上のあらゆる生物の共存共生のため、研究領域の壁を越えて、①これまでヒトが地球上の資源を利用することで起こしてきた課題を現場で俯瞰的に洗い出し、それらの課題について、②ヒトの生活活動を続けながら実施できる科学的解決法を研究し、③社会を巻き込みながら解決法を実践していく科学者の集団(ネットワーク)=One Earth Guardiansを育成しています。私たちは、この活動を通じて「経済価値偏重主義」から「自然(地球)資本主義」へのパラダイムシフトを目指しています。この達成のため、学生・教職員・社会人が参加する対話に基づくactive learningを展開してきましたが、今後はその対象を、東京大学農学部だけでなく、他の学部や大学、そしてあらゆる世代に拡大したいと考えています。
    大量生産・大量消費で利ざやを稼ぐ現在の仕組みから、生活の『質』を大切にする社会へ転換するために。個人行動や社会構造の変容に向け、トップダウン的な施策だけではなく、教育からボトムアップ的に推進するこの活動に、人類の存亡を懸けて邁進したいと考えています。
    皆さんも、「地球医」の仲間になりませんか?


    事務局より
     One Earth Guardians育成プログラムでは、受講する皆さん一人ひとりの問題関心や事情にそった活動を支援するため、個別面談(年に1-2回のほか、希望に応じて随時実施)を行うなど密なコミュニケーションを心がけています。
     受講生の皆さん自身が自発的に発案・企画している活動もありますが、事務局としてもできるだけサポートを行うなど、皆さんの自主性を尊重し、応援しています。
     プログラム独自の支援の仕組みとして、経済的な理由で活動を諦めなくても良いよう、実学研修に必要となる交通費や滞在費、実験費用など支援する補助費の制度を設置しています。
     単年度で終えるプログラムではないため、様々な学年の受講生が在籍し共に活動しています。プログラムが存続する限り、卒業や就職した後も参加しつづけることもできます。
     学科や専攻、学部などの枠を越え、社会課題や環境課題、持続可能性に関心を寄せる志の高い学生たちが集い、アクティブラーニングを通して交流を生む場にもなっています。また、学生だけでなく、企業や省庁などに勤める社会人の方や教員など、年齢や立場を問わないディスカッションの機会や共創の場が提供されています。
    (社会との共創例:「ワン・アーソロジー」実学研修の実施企業・団体等)
    アクプランタ株式会社/株式会社環境ビジネスエージェンシー/株式会社重次郎 中屋敷ファーム/住友林業株式会社/公益財団法人SOMPO環境財団/株式会社Chicabi/東洋水産株式会社/株式会社ポケットマルシェ/公益社団法人MORIUMIUS/横河電機株式会社/東京大学EDGE-NEXTプログラム など

    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
    最後に2点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。

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