設立の経緯 42は2013年にフランスで設立し、世界各国に展開するエンジニア養成機関。学歴社会の色が根強く、エンジニアになるためには高校の成績が良くないといけないという社会構造の中、世界的なIT化についていけないと危惧したフランスの資産家が資材を通じて「学費完全無料」「18歳以上なら誰でも参加可能」という革新的な教育機関を誕生させた。42Tokyoもこの思想を受け継いでいる。「挑戦したいすべての人に質の高い教育を」という言葉を掲げ、学歴や職業に関わらず誰もが挑戦できる環境が備わってわっいる。 Piscine 42Tokyoへ入学するためには、30分程度のオンライン試験に合格した後、Piscineと呼ばれる試験を受験することになる。Piscineはフランス語で「スイミングプール」という意味。受験期間中は、何度も何度も失敗し、それでもモチベーションと自らの意志を保ち続けながら、一生懸命もがき続けた者だけが、晴れて入学となることから名前がつけられている。合格者はプログラミング経験者と未経験者がおよそ半々。合格基準は明かされておらず、必ずしも課題の進度が早い人物が合格しているわけではない。Piscineの受験は一生に一度だけとなっており、心して受験する必要がある。2021年時点の情報では、総応募者数14,000人に対して(webテスト等も含めた)通算合格率はわずか4%という狭き門を潜り抜けた参加者たちが、昼夜を問わず切磋琢磨しながらプログラミングに励んでいる。在籍者のうち、大学に通っている人は30〜40%。一定のレベルに到達しなければ途中でキックアウトされてしまうため、しっかりと学び続ける姿勢が要求される。コミット量は各人の要領などにもよるため一概には言えないが、週に15時間程度以上が大まかな目安という。なお、受講生に対する職業斡旋等は行われていない。 参考 公式ページのこちらをご参照。