今回は東大 むら塾で副代表を担当する、東京大学3年生の宇都裕太さんにインタビュー!
Q1. 加入した一番大きな理由は?
「自分が田舎の出身であることが大きいかもしれないです。
東大に入ってからは、東京のど真ん中でずっと生活するだろうから、週末だけでも自分にとって馴染みのあるような風景がある場所に居られたらいいなって思いました。そんな中、むら塾はそうしたのどかな田舎にとどまれる時間を提供してくれるかもしれない、と感じて入会を決めました。だから、僕は正直言って地方創生や農業に特別興味がある訳ではないです。中には農業経済など自分の勉強していることを実践する場としてむら塾の活動に打ち込むメンバーもいるので、そのあたりは人によりけりですね。」
ー確かに、ゆったりとした時間を過ごせる第二の居場所ってなかなか無いかもしれません。
Q2.個人の活動内容は?何が一番楽しくて活動を続けていますか?
「今は副代表を務めており、普段の活動の統括やマネジメントを主に行っています。
具体的には、千葉県富津市にあるむら塾の拠点に基本週1、多いと週3程の頻度で訪れ、そこでプロジェクトを進めるメンバー達のサポートをしたり、農作業をしたりします。あとは福島県の飯舘村に数ヶ月に一回行ったりもします。
プロジェクトに関しては、寺子屋といった活動を通して地域の子供達と交流したり、畑から採れたホップでビールを手作りする等様々なものが立ち上がっています。
最近では『むらおこしコンテストinふっつ2022』という地方創生プランのコンテストを全国の大学生向けにオンライン開催しました。開催期間4日間を通じて、参加学生と深く話し合えたのは大切な思い出ですね。
それから普段の楽しみとしては、地域訪問で住民の方に何度も何度も顔を出し、交流する中で、その人からの信頼を得られているのが実感できるということがありますね。顔馴染みなので気軽に声をかけてくれて、温かい交流が生まれます。訪問回数を重ねるほど、地域が心から落ち着ける場所になった気がします。
そして、至極当たり前ですが、地域住民の方々に対して礼儀正しく謙虚な姿勢を取ることって本当に大切だと改めて思います。殆どのプロジェクトで地域住民の協力が必要不可欠なんですが、そうした方々と連絡を密にとらないと不信感をすぐに抱かれますし、実際怒られたことも多々あります笑
東大生はいい意味でも悪い意味でも常識が通じてしまう相手に慣れているかもしれないですが、それでは上手くいかない時もある。こうした当たり前が通じない経験から学ぶことは多いですよね。
一年生も同じことが言えて、僕ら先輩が手取り足取り教えるよりも、先に失敗してもらった方がいいかな、とも思います。これも人生経験の一つなので。だから、マネジメントについては『言い過ぎない』のを少し意識しています。」
ー謙虚な姿勢...刺さります。温かな交流を続けるために誠実な態度は必要不可欠ですね。
Q3. 団体のズバリここが好き!
「メンバーがとにかく本当にいい人ばかりです。メインの活動から退いた先輩方も困った時はいつもサポートしてくれます。
あとは、もし他の活動が忙しくなり、むら塾から一時的に足が遠のいても、また戻ってきた時に受け入れてくれる居心地のよさがあります。実際色々な活動を両立して忙しいメンバーが多いですし、週末だけ訪問して農作業する、みたいな関わり方でもOKな雰囲気がいいなと思います。」
ーいい意味でのゆるさ、素敵です!!
Q4. 新入生に対して伝えたいことはありますか?
「また、むら塾は農作業を主にやっているイメージがあるかもしれないですが、最近は上に書いたような様々なイベントやコンテスト運営もやっているので、もっと幅広い興味を持っている学生にきて欲しいな、と思います。」
学生団体ならではのマネジメントの難しさや、地域との関わりについて熱く語ってくれた宇都さん。
今日はどうもありがとうございました!