今回はUmeeTで代表を務める、東京大学3年生の雨堤若菜さんにインタビュー!
Q1. 加入した一番大きな理由は?
UmeeTを知ったきっかけは、高校1年生の時に部活の先輩が記事に載っていたのを見たことです。当時は東大生に対して漠然と「すごい人」という印象が強かったので、東大生がくだらないことに全力で取り組んでいるのがすごく面白く、ネタ記事を中心に高校3年間記事を読み漁りました。ただ面白いだけじゃなくて、文章力があるからこそ書ける知的なユーモアのある記事が響いたんだと思います。文章を書くのが元々好きだったのもあり、自分もこんな記事を書いてみたいと思って加入しました。実は高校3年生の秋の時点で友達に「UmeeTに入りたい」と言っていて、今思い出すと感慨深いですね。
高校時代から、自分の所属している組織に対して強い愛を持つ傾向があって、そこが活動の根底にあるのかなと思っています。高校生の時は文化祭の有志団体のリーダーを務めていて、母校を受験したい人たちに対して母校の魅力を知ってもらいたいと思って活動していました。UmeeTでも東大外の人に「東大の楽しさ」であったり、「東大の魅力」などを伝えたいと思って活動しています。そういう意味では何か問題意識を抱えていたから団体に入ったというより、自分の所属している組織や団体の魅力を伝えたい!という意思が先行していますね。なので個人的に、東大の良さや面白さを学外に伝えようとするUmeeTの姿勢はすごく好きです。
ー今雨堤さんが楽しみながら学外へと伝えていることが、かつての雨堤さんみたいな高校生にも届いているんだと思うと、素敵ですね!
Q2.個人の活動内容は?何が一番楽しくて活動を続けていますか?
正直代表として何か特別なことをしているというのはあまりなくて、編集長としての活動の方が分かりやすいかもしれません。編集長としては編集部員の記事の進捗確認を行ったり、東大内のサークルからくる取材依頼を各編集部員に割り振ったりしています。他に自分で持っている記事もいくつかあって、今はユニークな卒業生とか、課外活動などの面白い活動とかを個人で取材しています。一番最近だと東大入試研究会さんの記事を書きました。
UmeeTで活動する楽しさは、活動しているうちに増えていっています。入った当初はネタ記事を書いていて、それはそれで面白かったです。これを第1シーズンとすると、第2シーズンではuteleconさんの取材をきっかけにインタビューの面白さに目覚めました。メディア系に興味があって入ったわけではなかったので、最初はインタビューにハードルを感じていました。でも色々なインタビューに同行するうちに、人の魅力を引き出せるようなインタビューをしたり、記事を書いたりするのが楽しくて。面白い人と会えて、刺激を受けられることがUmeeTの魅力なんだと改めて感じました。
現在は第3シーズンにいて、記事作成に加えて実はエッセイを書いているんです。「オンラインの学祭」をテーマにエッセイを書いたところ、周囲やSNS上での反応が良く「エッセイって楽しいかも」と思いました。中でも、駒場祭・五月祭の委員会を続けるか迷っていた高校同期の1人が、私のエッセイをきっかけに委員会での活動継続を決めたと聞いた時は嬉しかったです。自分の文章で人の心を動かしたり、行動のきっかけを作るのは本当に素敵だなと思いました。UmeeTの活動の中で一番良かったと思った経験ですね。
ー自分の文章で人の心を動かすのは貴重な体験ですね。すごくやりがいがありそうです!
Q3. 団体のズバリここが好き!
自由度が高く、好きなことに挑戦させてもらえるところです。良い意味で組織だっていないので、義務で何かをさせられることがなく、個人がしたいことを尊重してくれます。そうすることで大きな組織や団体では目指されがちな『効率化』や『無駄を省く』という方向にあまり進みません。むしろ『無駄』が集まっていくという側面があるのかなと感じています。この色を大切に、他の情報に埋もれてしまっているちょっとクセの強いものを今後もフィーチャーしていこうと思います。
また取材を口実に「会いたい人に会いに行ける」というところも好きですね。「東大発オンラインメディア」というと許可をもらいやすく、今まで色々な人に話を聞きに行けました。特に印象に残っている取材は、段ボール家具を作っている方のものです。将来が確約されていない分野に飛び込む勇気に刺激を受け、行動力に触発されました。
他にも「書く」という自分の好きなことを見つけさせてもらい自信をつけさせてもらった点や、メディアのあり方・団体のマネジメントなど様々なことを考えるきっかけをもらえた点もUmeeTの好きな部分ですね。
ー「あえて無駄を集める」って素敵な発想ですね。個人のやりたいことを尊重しているのが面白さの秘訣なのかも…!
Q4. 他の学生に対して伝えたい・聞いてみたいことはありますか?
UmeeTには記事1本から参加できますし、ライターの他にもエンジニアやフォトグラファーなどとしての関わり方もあります。発信したいことがある人・会いたい人がいる人はぜひ来て欲しいです。やりたいことを一緒にやりましょう!
もちろん、「やりたいことが決まっていない…」という方でも大丈夫です。UmeeTは記事単位で内容が変わるので、色々なトピックに少しずつ触れるところから始められます。どんどん挑戦する中で、自分の「好き」を見つけてもらえたらな、と。気軽に参加してもらえたら嬉しいです!
ーUmeeTさんで活動する面白さに加えて、自分の「好き」を見つけるまでに至った雨堤さんのお話を聞いて、これが学生団体のあるべき姿なのかもと思いました。今日は勉強になるお話をありがとうございました!