今回は宇宙開発フォーラム実行委員会で新歓/広報活動を担当する(当時)、東京大学3年生の岩本悠希さんにインタビュー!
Q1. 加入した一番大きな理由は?
「これまではものづくりとしての工学寄りの視点で物事を見ることが多かったけれど、「ものづくり」だけじゃなくて宇宙開発という産業そのものを勉強しようとする団体の軸に惹かれました。法律・政策・ビジネスなどの社会科学視点で考えるのはすごく面白そうだなと。」
ー確かに工学のイメージがすごく強かったかもしれません!宇宙開発全体を取り囲む産業の現状について学べるって絶対面白いですよね。
Q2.個人の活動内容は?何が一番楽しくて活動を続けていますか?
「僕は新歓責任者とコンテンツ責任者を務めたんですが、特に新歓は色々と工夫を凝らしました。やはり「宇宙」というワードに惹かれて入ってきた「ものづくり」をやりたい学生とはミスマッチが生じやすいという現実があります。これをなるべく回避することが一つの重要な課題でした。解決策として、一つ目にオンラインを最大限活かすこと。オンラインだからこそ、説明するために対面の場所を取る必要はない。zoomによる説明会の数を増やすことで団体の趣旨をきちんと理解せずに入会してしまう人をなるべく減らすように心がけました。
二つ目にSNS中心の宣伝文句です。SDFの活動目的には先ほど言った通り宇宙産業自体をより深く知りたいというのもあるので、文系の学生も歓迎しています。理系だけではなく文系の学生の興味もひくような文面を意識しました。
また、SDFに入ってから、宇宙産業は一つの産業としてまだまだ未熟だと強く感じるようになりましたね。宇宙を利用したビジネスはこれからもっと生まれるだろうし、法律も政策も未整備です。そして、技術が成長するためにはそもそも法律等産業基盤の下支えが不可欠なんだと感じて、良い勉強になっています。」
ーなるほど...未熟な産業だからこそスタートアップや研究は加速していきそうです。
Q3. 団体のズバリここが好き!
「将来宇宙産業(ベンチャーや研究等)に入ろうと考えて実際に行動している人が多いので刺激がもらえます。実際、上の世代の先輩では『宇宙政策を作り、今の政策を変える』ということを掲げるようなアツい人もいましたね。」
ー宇宙産業を多角的に捉えようとするSDFさんだからこそ、そういう夢がどんどん膨らんでいくのでしょうか!しかも行動に移している人が沢山いるなんて素敵ですね...!
Q4. 他の学生に対して伝えたい・聞いてみたいことはありますか?
「一人一人がなぜずっとその団体で活動を続けているのか?という問いがあります。団体にとどまる自分にとっての意義は何でしょうか。
ちなみに、今の自分は団体への愛着が大きいです。SDFに入った後、宇宙開発にまつわる知識を得たい、人脈を広げたい...など、自分にとっての『意義』は変化してきましたが、3年目に入ってようやく、宇宙産業を社会学的視点でみるという団体の目的と自分個人の目的が一致するようになり、より愛着が増した気がします。
色んな方からの意見、聞いてみたいです。」
ー宇宙への純粋な興味や宇宙産業をさまざまな面から捉えたいという気持ちが団体運営への熱にもつながり、それを新歓や広報といった活動でも余すことなく発揮している岩本さん。素敵な循環が生まれているお話を聞いて、自分も団体へのモチベーションがさらに上がりました!
今日は本当にありがとうございました!