「YOUはどうしてその道へ? 進学選択イベント第二弾」イベントレポート vol.1 文転・少人数学科

目次

    この記事は、12月14日開催、「YOUはどうしてその道へ? 進学選択イベント第二弾」文転・少人数学科のイベントレポートです。進学選択に悩む1,2年生に向けて、内定者が学科の内容から将来の進路までお答えします!

    「文転や少人数学科に興味があるけれど、ハードルが高そう...」
    「自分の興味のある分野の人に話を聞いてみたいけれど誰に相談すればいいのかわからない...」
    「学科のパンフレットだけではわからない、雰囲気やホンネを知りたい!」
    そんな疑問に答えるべく、後期教養・国際関係論コース、経済学部、教育学部の内定者の方をお呼びして座談会を行いました。
    今回は文転・少人数学科の紹介です。UT-BASEの学科紹介記事とも合わせてぜひご一読ください。

    登壇者紹介

     
    Yさん
    ・理科二類→経済学部経営学科(以下、経済)
    ・興味分野:軽量経済学
    ・迷った学科:法学部、文学部社会心理学科、心理学科
    ・将来の進路:外資系コンサル
    2A1時間割

    2A2時間割

     
    S.M.さん
    ・文科一類→教養学部教養学科総合社会科学分科国際関係論コース(以下、国関)
    ・興味分野:外交、心理学、ゲーム理論
    ・迷った学科:文学部社会心理学、法学部第3類
    ・将来の進路:国際機関職員、外交シンクタンク
    時間割

     
    C.M.さん
    ・理科二類→教育学部教育心理学コース(以下、心理)
    ・興味分野:うつ病、発達障害など
    ・迷った学科:教養認知、文学部社会心理学専修
    ・将来の進路:公認心理師
    時間割

     

    パネルディスカッション

    どうしてその進路を選んだのか?
     
    S.M.さん(国関):元々外交に興味があり、国関の存在は知っていました。文一の方が国関に入りやすいという情報もあったので、文一に入学しました。
    C.M.さん(心理):人の心に興味があり、高校一年生の時に読んだ本に影響を受けました。理系に入って、科学的素養を身につけてから心理学をやりたいと思っていました。高いレベルで理系の方面から心理をやろうと思ったら京大か東大しかなく、臨床的なこともしたかったので東大を選びました。
    Yさん(経済):大学入る前から経済をやりたかったのですが、高校2年生の時には数学が好きだったので、理系を選択しました。なので、東大の進学選択で経済を狙うことを考えていました。

    1Aと2Sではどんな勉強をしていたか?
     
    S.M.さん(国関):国関にいくことは決めていたので、あえて国関以外の分野を勉強するようにしていました。社会心理学、認知脳科学も勉強した結果、社会心理学に気持ちが傾いたこともありました。ジェンダー論や、博報堂が提供しているブランディングの授業もとっていました。
    C.M.さん(心理):理系は必修が多くて、それについていくことも大変でした。後期教養の認知、社会心理、教育心理で迷っていたので、心理系の授業をたくさんとって自分がどういうアプローチをしたいか考えていました。心理系の授業は内容が被っているので、まとめてとると点数も取りやすいかと思います。また、公認心理師の資格を取るには、前期教養の時から取らなければいけない授業があるのでそれもとっていました。
    Yさん(経済):特別なことはあまりやっていませんでしたが、アクセンチュアと東大がコラボしているゼミをとって面白いなと思っていました。それを詳しくやろうと思った時に、経済に進むことを決心しました。しかし、進学選択で単位を取りこぼしていたところもあるので計画的とは言えないです。

    進学選択で大変だったことは?
     
    S.M.さん(国関):ある程度点数が要求され、怠惰に授業を受けることはできないため、その制約はきつかったところもあります。
    C.M.さん(心理):心理系に進学すると文転とは言えないくらい、生物や統計など理系のことも扱うので、理系から進む方が有利だと思います。理系の授業はテストが多く、レポートを書き慣れていないので大変です。学科同期では六分の一が理科出身です。
    Yさん(経済):あまり駒場で手を広げすぎると余裕がなくなるので、興味に基づいて授業を取れなかったです。元々早稲田の政経にいたので、経済の勉強に関してはそこまで問題はありませんでした。経済学部では数学はかなり使うので、理系であれば余裕があるなと感じます。経済では五分の一から六分の一くらいが理科出身だと思います。

    予備知識がなくても授業についていけるか?
     
    S.M.さん(国関):特に困ることはないと思います。何らかの予備知識が前提になる授業はないです。
    C.M.さん(心理):特にないですが、前期教養で心理系の授業をとっておくと理解が深まると思います。
    Yさん(経済):統計の授業を受けていると楽になると思います。

    学科でやっていることは期待通りか?
     
    S.M.さん(国関):想像以上に抽象的なことを扱っています。必修である国際政治では、国際組織、国際法とは何か、といったような理論ベースのことを学んでおり、そのギャップに苦しんだ部分はありました。また、10コマ中半分くらいが対面で、4コマがゼミです。ゼミでは、毎週論文を読んで、それについて議論します。体系的な知識がつきにくい、というデメリットはありますが、同期の考えを聞いたり、自分の意見を発信したりする力はつきます。後期教養学部全体として、少人数で演習が多い傾向があります。
    C.M.さん(心理):心理系の授業が楽しいです。教育学部は必修が3コマだけなので色々な授業が取れます。自分のコースではない授業も取る必要があり、心理に関係がない授業も取らなければならないのは予想外でした。教育学部の先生方は優しい方が多いです。
    Yさん(経済):ミクロ、マクロを両方学べるところがよかったです。しかし、ゲーム理論を学んだ方がミクロはわかりやすいのではないかと思います。また、Sセメスターの12コマ中10コマがオンデマンドで、2コマセットで展開されます。一週間の使い方は人によって様々です。

    質疑応答

    Q: 心理系の学科の違いを教えてください。
    A(C.M.さん(心理)):教育心理は臨床的なことを勉強しています。例えば、不登校の子どもやうつ病の人にどうアプローチするか、ということを扱います。教養学部の認知心理は、MRIを使って認知のことを専門にやります。社会心理学は、教育心理と認知心理の間のことをやっていて、人間集団としての心理を扱っています。臨床にも近いですが、実践向きではない部分もあります。

    Q: 社会心理を選ばなかったのはなぜですか?
    A(C.M.さん(心理)):臨床の場で活躍したいという思いがありました。社会心理は文系の内容を扱っていて、臨床向きではないイメージです。ただ、前期教養で開講されている北村先生の社会行動論はまさに社会心理で扱っている内容で、それは面白かったです。

    Q: 相関社会学コースと法学部の違いは何ですか
    A(S.M.さん(国関)):相関社会学コースでは社会学、経済学を中心にやっていると思います。講義中心の法学部に対して、演習の授業が多いとのことでした。

    Q: 学科同期でも学科で学ぶ内容に関してあまり関心を持っていさそうな人はいますか?また、事前知識が豊富な人はいますか?
    A(S.M.さん(国関)):国際関係になんとなく興味がある、という人は一定数います。その一方で、国際関係の中でも特定分野を学びたいと思っている人もいます。
    A(C.M.さん(心理)):心理学が好きな人がほとんどです。この学科に来た理由をみんなの前で発表する機会があったですが、原体験を持っている人ばかりだったので、何かを学びたくて入ってきていると思います。
    A(Yさん(経済)):そこまで経済に興味がなさそうな人はいます。東大の経済学部は就活に強いから選んだ、という人も一定数いるので、純粋に経済を学びたいという人は少ないかもしれません。しかし、理系から経済に来た人は目的を持っていると思います。予備知識を持っている人もいると思いますし、自分も経済を学んでから来ているので他の人よりは詳しいと思います。

    Q:(相関社会学コースでは) 数理的、統計的な手法を法学部よりも用いますか?
    A(S.M.さん(国関)): 相関では統計の授業が必修になっていて、同期もかなり数量的な手法の学習を行っている印象です。
     

    Q: コミュニティとして充実していますか?
    A(Yさん(経済)):人数が300人くらいいるので、コミュニティとしての繋がりは薄いです。理系から経済学部に行った人のTwitterグループがあり、そのグループでご飯に行くといった交流はあります。
    A(C.M.さん(心理)): コミュニティは充実しています。雰囲気はとてもよく、ご飯にいったり、授業を一緒に受けたりしています。
    A(S.M.さん(国関)):必修が対面で、同期が週に2回は集まるので、コンパをやることもあります。相関と国関は学科部屋が同じですが、普段の関わりはほぼ0に等しいです。ただ、ご飯会は一緒にやることもあります。

    Q: 必修と心理系の勉強の割合はどのくらいしていましたか?
    A(C.M.さん(心理)):進振りでいけなかったら意味がないので、点数のために必修の授業は頑張っていましたが、心理系の授業は楽しみながら高得点を目指していました。ただ、心理の勉強は学科に入ってからいくらでもできるので、まずは進学選択を重視するのも重要です。

    Q: 公認心理師になるための授業は、教育学部でなくても履修できるのでしょうか?
    A(C.M.さん(心理)):ホームページに詳しく記載があります(こちら)。
    資格を取るためには教育学部の大学院に行かなければならないので、教育学部に進学するのがメジャーだと思います。教育心理学コースでなくても取得はできます。

    分野横断的に学科を比較することで、より自分が興味のある学科を絞り込むことができます。学科のパンフレットを見るだけではなく、研究室のホームページを見たり教授にコンタクトをとったりするのもおすすめです。後悔のない進学選択を応援しています!

    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
    最後に2点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。

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