■理念/指針・沿革
馬路ゼミは、「現代世界のグローバル化とメディア」「国際政治・経済・社会の変容とメディア」をテーマに、2021年度までの30年間開講されていた「高山ゼミ」を継承する全学自由研究ゼミナールである。
グローバル化した地球社会における今日的問題を論じた英文記事を分析し、議論を重ねることで、どのような分野に進もうともその基礎的体力となる、知識と情報分析能力、そして「自立した思考」の獲得を目指す。誰かの受け売りではなく、自分の目で見て、自分の頭で考え、自分の言葉で表現する能力(仮に「思考のリアリズム」と呼ぶ)を培うことが、本ゼミの最大の目的である。同時に、
・現代的課題をめぐる英文記事の分析を通じて、この世界で何が起こっているか、この世界はどのような方向に向かおうとしているかを知り、日本の位置を相対的に捉える視点を獲得すること、
・思考のリアリズムを培い、独立した個、そしてその表裏として、他者を正面から理解し協働する能力を養うこと、
・今後それぞれの進路においてリーダーシップを発揮する人材となるための知的体力を身に着けること
を目標とする。本ゼミは文系の学生のみを念頭に置いたものではなく、むしろ理系学生の積極的な履修を歓迎する。
■活動内容
①毎週、課題として与えられる英語の雑誌・新聞記事の分析と議論を行う。また、②半年に1回、担当する分野*に関する記事(日本語以外の雑誌・新聞からのもの)に基づく論考を執筆し、ゼミで、論考の発表と議論を行う。
*受講者はガヴァナンス(統治・政策)、メディア・コミュニケーション(媒体・情報)、エシックス(規範・倫理)の3つのグループに分けられる。
■OBOGの進路/活動
〈進路〉
アカデミアに進む人の割合が他のコミュニティーに比べて比較的多いが、官庁・民間・アカデミアと多様