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アクティヴィズム
2023.4.18
東京大学のジェンダー・セクシャルマイノリティ支援サークル。性的マイノリティが暮らしやすい大学・社会を目指して活動している。
執行代 | 特に決まっていない |
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人数 | アクティブメンバーは約10名〜20名。活動への参加は強制でない。Slackを用いていたがDiscordに移行し、執筆段階でDiscordに参加しているメンバーは40人程度。 |
参加学年 | 学生+社会人 |
選考情報 | あり |
年会費 | なし |
活動頻度 | 不定期 |
https://twitter.com/TopiaUtTopia?s=20&t=VFD6eD0gYiWfA8SnCP7nLA |
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公式サイト |
東京大学TOPIAは以下の三つの指針を基に活動している。
①ジェンダー、セクシュアリティに関する幅広い差別や抑圧、構造的暴力の問題を認識し、議論し、課題を洗い出す。たとえば、読書会や勉強会を行い、コンシャスネス・レイジングを図る。その際、「性的マイノリティ」や「LGBT」のようにまとめられる中にも、ジェンダー・マイノリティ(トランスジェンダー、ノンバイナリー、Aジェンダーなど)や、狭義のセクシュアル・マイノリティ(レズビアン、ゲイだけではなくバイセクシュアルやパンセクシュアル、Aセクシュアルを含むAスペクトラムなど)、ロマンティック・マイノリティ(Aロマンティックなど)などが含まれること、人種や民族、障害などとの複合的なマイノリティ性も存在することを決して見逃さない。LGBTQ+が直面する問題が、たとえば経済的問題や国家的暴力などの点で幅広く他の問題とも関わることも、重要視する。
②LGBTQ+が生きやすい社会になるための活動やキャンパス・アクションを行う(例:要望書の提出等を通じた東大への働きかけ、駒場祭や東京レインボープライドへの出展)
③サークルのメンバーがお互いにケアできる場を作る(例:お悩み相談会、食事会、Discordでのオンライン通話)
コロナ禍を経て活動内容が若干変化したが、基本的に①ミーティングを定期的に行うこと(参加必須でなく、議事録によるキャッチアップなど自分のペースで関わることが可能)、②大学への要望書提出や駒場祭などへの出展、③独自作成冊子(『できることガイド』など。詳しくはWebサイトへ!)の発行、を軸としてきた。
2022年度は、対面・オンライン含めて、活動のハードルを下げることを念頭に置きつつ、幅を広げることができた。たとえば、トランスマーチへの参加、読書会の開催(『トランスジェンダー問題』)など。
ミーティングは現在Discordを用いたオンライン開催となっており、二週間に一回金曜の夜で行っている。参加できない人も多くいるため、書面でのキャッチアップや個別の情報共有を同時に図っている。また、ミーティング外でもタスク管理をDiscord上で一括で行なっており、冊子や文章の作成、困りごとの相談、読書会に関することなど、さまざまなことをチャンネルに分かれて好きな時間に話せるようにしている。
《共通の活動》
プライバシー上の配慮のため、あまり把握されておらず、職種や進路などに顕著な傾向はない。中にはジョブレインボーなど、TOPIAでの経験を元にビジネスが立ち上げられることもある。性的マイノリティ・LGBTQ+の当事者として身につけることを余儀なくされてきた知識を活かし、ジェンダー・セクシュアリティ関連の研究や活動をする傾向はある。
プライバシー上の配慮のため、あまり把握されておらず、職種や進路などに顕著な傾向はない。また、中にはジョブレインボーなど、TOPIAでの経験を元にビジネスが立ち上げられることもある。性的マイノリティの当事者は知識が必要になるということもあり、ジェンダー関連の研究やジェンダーに関わる活動をする傾向はある。
人数
アクティヴメンバーは約10名〜20名。活動への参加は強制でない。Slackを用いていたがDiscordに移行し、執筆段階でDiscordに参加しているメンバーは40人程度。
学年
学部生、大学院生、研究生、教職員など。社会人も在籍するが、入会時は大学に何らかの形で在籍していることが現状必要
執行代
特に決まっていない
ジェンダーバランス
記載しない。TOPIAは、強固な性別二元論に基づいた身分証による管理システムに断固反対するため、チェックもしないし開示もしません。ただし、いわゆる「東大女子お断り」サークルでないかどうかの確認など、この男女比の情報が重要になる場面が多いことも承知しています。TOPIAは文字通りすべての人に開かれたサークルです。(注:この欄は以前は「ジェンダーバランス」ではなく「男女比」だった)
加入時期
新歓期にのみ加入を受け付けているわけではないため、様々。
属性
所属科類などの傾向なし。他団体との兼部・兼サークル・兼任などは日常的に見られるほか、アルバイトなどで忙しい人も多い。また、Discordで活動をしているとわかったことだが、(声が出しやすいので)一人暮らしの人が有利になることがある一方で、実家暮らしで声が出せず参加しづらいという人が多くいることもわかっている。
1年間でどのくらいのメンバーが活動から離脱してしまう?
未把握。
メンバー間でコミット量の差はどのくらいある?
活動に強制力が無いため、具体的なプロジェクトに関わる人は一部。また、団体運営に関わるメンバーに負担が集中してしまうこともある。
交流会にしか来ないメンバーもいる?
一定数は在籍している。
通常活動
定例ミーティングは月に2回(現在は第一・第三金曜夜21時以降)。
勉強会も月に2回(現在は第二・第四金曜夜21時以降)。
臨時活動
年間予定に合わせて活動が入るほか、サークル内外から出た意見をもとに大学当局を含めた外部への申立てを行う場合なども、新たに活動が入る。
臨時で単発の読書会を行ったりもする。
年度末・年度始:新歓関連の活動
6月ごろ:プライド月間関連の活動
11月ごろ:駒場祭やトランスマーチ関連での活動
年中:存在するだけで、通学・通勤するだけで抵抗・蜂起している。(活動が「動」的なものだけだというイメージや風潮への批判的意識です)
選考あり
以下の条件を満たす人を受け入れている。
・入会時に大学生・大学院生・教員(または数年以内になる可能性がある人)など、大学に関連する立場にある人である
・メンバーのプライバシーを守ることができる
・差別に対するポリシーに賛同できる
募集対象:
大学生・大学院生・教員(または数年以内になる可能性がある人)など、大学に関連する立場にある人
実際に入会する人:
上記募集対象に含まれる人
入会手続き内容:
メールなど、文面でのやりとりにより受け入れを行っている。
・当たり前の様にジェンダーバイナリーの世界 (考えなくて済む世界) にいたが、入会後は日常生活の中で、問題を意識するようになった。自分が無知であることを自覚できる。
・人権関連の問題は元々関心があったが、実際に活動できる場としてのTOPIAは貴重な居場所である。
・大学に要望書を出す等の活動を通じて、戦略的に考えて社会活動を行う方法論を学べた。
・学内の制度上の問題を抱えている人が集まってくるので、情報共有やエンパワーメントが起きている。
・(社会問題の解決を目指す団体として、まさに支援が必要なところに支援を届けられるのは有り難いことである)
・コロナの影響もあり対面活動が少ないので、入会直後は団体内での各人の役割の把握に少し時間がかかり、距離も縮まりづらい。
・withコロナでは、声や顔が集中されてしまうZoomによりジェンダーを判断されることを苦手に思う人が多い。チャットのみでやり取りをしたい人も多いので、コミュニティ感を形成する時に親しみを相互に育みにくい。
・Slackを使うので、苦手だと少し苦労するかもしれない。
・世代交代の必要があるが、団体を先導する人のパワーが少し足りない。
日程は本稿執筆時点で未定ですが、説明会を新入生や在学生、受験生や学内外の人などに広く開いて行う予定です。オンライン・対面両方考えています。Twitterや公式サイトで広報いたしますので、そちらをご覧ください。
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
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