■理念/指針・沿革
【沿革】
国レベル、そして大学のような個々の組織レベルで存在する日本の男女格差に対して、創設メンバーが思いを共にしたことがプロジェクト創設のきっかけである。
日本の男女格差が先進国最低水準であることも大きな問題であるが、#YourChoiceProjectは東大内での男女格差に着目した。なぜなら東大の男女比率は8:2と男女間で大きな差があるからだ。
このような現状を改善するために、情報格差や大学受験の現状に注目し、メンバー自身ができることを考えるようになった。特に地方出身の創設メンバー自身が自分の体験を振り返った際に、情報量の差や地理的な問題など、地方女子には首都圏の女子とは異なった大学受験における障壁が多くあることに気がついた。そこで、地方と首都圏の間でこのような障壁が実際に存在するのか、それはどのようなものなのかを実際に調査した上で、その障壁を取り除けるような活動を始めた。
現在は地方女子の進学を支援するために、メンタリングコミュニティ#MyChoiceProjectの運営、政策提言、調査事業、各種イベントなどを行っている。
【理念・指針】
私たちは、
①地方女子の進学の選択肢を広げる
②地方女子を取り巻く課題を社会化し、環境を変える
の2つをMissionとして掲げ、地方女子が直面している諸課題に取り組んでいくことで、日本全体のジェンダーギャップを解消することを目指している。
■活動内容
2つのMission達成のために、以下のような活動を行なっている。
①地方女子の進学の選択肢を広げる
・メンタリングコミュニティ#MyChoiceProject
東大女子による、地方女子高校生の学習・将来設計のサポートを目的とした、二年間の伴走型メンタリングコミュニティ
・情報発信
公式WEBサイトでは、地方女子高生ならではの問題・悩みに寄り添い、新しい選択肢の提示や自由な選択の後押しとなるような記事を投稿
・イベント開催事業
地方での単発イベントやオンラインで社会人の方をお招きし、講演やパネルディスカッションなどを行い、女子高校生の進路選択を手助けする場を提供
②地方女子を取り巻く課題を社会化し、環境を変える
・調査事業
地方女子学生を取り巻くジェンダーバイアスやステレオタイプを詳しく調査し、可視化して社会に発信
・政策提言
進路選択のジェンダーギャップを政策面から解決することを目指し、様々な提言を実施
・企業との連携を通じた、住居や教育等の資源提供
デベロッパー等との連携による、地方から首都圏の大学に進学する女子学生の安全・安価な受け入れ先の拡充
また、コアメンバーの他に、メンタリングコミュニティのメンターや、ライター専門のメンバーも募集している。