理念/指針
Vision
「東京大学を、多様な構成員が尊重される安心・安全な大学に変え、社会全体の変化を促す」
Mission
①大学内での女性や性的マイノリティなどマイノリティ性を抱える人々の声を可視化し、大学などの様々なアクターに働きかけることで大学内の不公正な体制を改善する
②学内において、差別や構造的な問題に対する関心と知識を深め、学内に加え将来の社会における変化を促す
東京大学での女性や性的マイノリティを取り巻く環境への問題意識から、一般社団法人Voice Up Japanの学生支部として2022年6月に発足しました。そのころから一般社団法人Voice Up Japanとは基本的に独立して活動していましたが、2023年4月に一般社団法人Voice Up Japanの組織変革に伴ってUT RISEとして独立し今に至ります。
女性や性的マイノリティを始めとするマイノリティが安心して過ごせるキャンパスにするための提言やガイドラインを作成したり、東京大学を通じて社会全体をも誰もが尊重される場にすることを目指してイベントの開催やSNSでの発信を行ったりしています。
活動内容
メンバーが行いたいプロジェクトを実行していく形で活動している。基本的に複数のプロジェクトが同時進行で進められる状態で、それぞれのプロジェクトに自由にコミットする。メンバー1人1人の意思を尊重しつつ、目標に向かって活動する環境をつくっています。
〇イベント企画
駒場祭や五月祭、あるいはオンラインでのイベント企画が多いです。例えば2022年度の駒場祭では主に東大における女性や性的マイノリティを取り巻く問題について、教員を招いて講演会やディスカッションを企画しました。2023年度の五月祭では誰もが安心して過ごせる休憩所作り、駒場祭では性的マイノリティを描いた映画の上映や、婚姻制度やメンタルヘルスについての講演会、オリジナルシール販売と様々な展示を行いました。オンラインでも東大の問題やLGBT理解増進法の問題を考えるイベントを行っています。発案から登壇者との交渉、打ち合わせ、全て学生が考え実行に移しています。(詳しくは公式Instagramやnoteを参照してください!)
〇SNS発信
ジェンダーやレイシズムなどに関わる情報の発信、デモ参加レポート、イベントレポート、イベントや署名のシェアなど。メンバーが関心のあるテーマや発信したいテーマを自由に選んで投稿を作成します。
〇提言・ガイドライン作成
マイノリティが安心してキャンパスライフを過ごせるようにするため、学内環境に関して提言やガイドラインの作成を検討しています。
グラウンドルール
UT RISEのメンバーが守るルールです。こちらのグラウンドルールを守ることに同意したメンバーのみ加入できます。顔合わせの際にきちんと説明しますし、わからないところなどは気軽に聞いていただければ嬉しいです!
①プライバシーを守る。
1-1 個人に関する情報を、許可なく他の人に話したり、インターネット上にあげたりしない。
1-2 写真撮影や録画、録音(スクリーンショット含む)などは本人の許可をとる。
1-3 サークルのメンバーにUT RISEでの活動以外での場面で会った時の対応は、その人の意向を尊重する
②自分を尊重する。
2-1 自分の安全が確保されないときはその場を離れるなど自分の安全を優先する行動をとる。
2-2 自分の心身を大切にする。
③さまざまな人がいることを忘れず、否定せずに尊重する。
3-1 相手が傷つく発言をしない。
3-2 見た目や振る舞い、声などで相手を判断しない。
3-3 呼ばれたい名前や、使ってほしい代名詞・敬称などの申し出があった場合、それを尊重し、どうすればいいかわからないことがあれば勝手に判断せず、その人に聞いて了承を取る。
3-4 さまざまなバックグラウンド・属性を有した人が参加していることを前提に話し、誰かを傷つける発言、排除するような発言は控える。
3-5 精神的暴力、身体的暴力、性暴力などを含むさまざまな暴力、被害体験、性的な話題、死に関する話題などについて書いたり話したりする際は、その話を始める前に告知する。告知する必要があるかどうかがわからない・迷った場合も、その話を始める前に告知する。
④誰もが安全に活動できる場所を目指し続ける。
4-1 UT RISEは家父長制、性別二元論、シスジェンダー中心主義、健常/能力主義、恋愛伴侶規範、性愛規範、異性愛規範、人間中心主義、階級差別、日本人中心主義、人種・民族差別を含むあらゆる差別のシステムに反対する。
4-2 無理に話さない、話させない。
4-3 活動内容の強制、宗教勧誘、ハラスメント、ナンパ等の行為を禁止する。