■理念/指針・沿革
スポーツスタジアムの観客席での心臓突然死をなくす目標を掲げて2020年から活動している、日本AED財団所属の団体。心臓突然死のリスクは人が多く心拍数の上がりやすい競技場においては特に高まるが、広いスタジアムの中ではどこにAEDがあるか分からないことが多い。救命時間が1分遅れるごとに救命確率は10%低下するため、いち早くAEDを観客に届けるための仕組みとしてRED SEATが設けられている。競技場をいくつかに分割した範囲その一つ一つに対してRED SEATERが定められており、担当エリア内で誰かが倒れたらまっさきにAEDを取りに行く役割を果たす。
元々高校生3名によって考案されたRED SEATは、実装のために日本AED財団の力を借りて活動している。これまでに実装したチームには横浜キヤノンイーグルス(日産スタジアムホームゲーム)、JAPAN RUGBY LEAGUE ONEの複数チームなどがある。現在はJAPAN RUGBY LEAGUE ONE クボタスピアーズ船橋・東京ベイをはじめとする複数チームのホームゲームで実装している。
■活動内容
《ウィズコロナ》
週1回の定例ミーティング及び不定期で開催されるRED SEATの実装が主な活動となっている。定例ミーティングでは運営や採用など様々なテーマをオンライン上で話し合う。議題がない場合はミーティングが開かれないこともある。RED SEATの実装は協力をしてくれるチームがホームゲームを行う際に試合に赴き、いざという時にAEDを取りに行くRED SEATERとして参加する。
■OBOGの進路/活動
〈進路〉
2023年度卒業の学生は2名とも医師。