UTaTané

科学コミュニケーション

対話デザイン

イベント

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科学や学問との新たな関わり方をデザインし、実践する、東大生を中心とした団体。

目次

    基本情報

    執行代

    代表・副代表・渉外など主要な役職を設けている。代表は少なくとも3年以上の長期制で、副代表は1年程度での交代を予定している。

    人数

    20名程度

    参加学年

    学部生+院生

    選考情報

    なし

    年会費

    なし

    活動頻度

    月2〜3回程度、主にオンラインで活動

    Twitter

    https://twitter.com/UTaTane_MayFes

    Facebook

    https://www.facebook.com/UTaTane-941362419351686

    公式サイト

    https://utatane.github.io/

    公式メアド utatane.mayfes2018[a]gmail.com
    ([a]を@にしてメールを送信してください)

    活動の様子


     

     

     

    概要

    ■理念/指針・沿革

    理念
    UTaTanéは、「科学や学問との新たな関わり方をデザインし、実践する」という理念のもとで活動を行っている、東京大学の学生を中心とした科学コミュニケーション団体である。東大内や他大、社会に存在する科学コミュニケーション団体と比較した際のUTaTanéの独創的なポイントとして、「科学の楽しさや正しさを啓蒙することではなく、人と人とや、科学とわたしたちの関係性の築き方を、参加者とスタッフが一緒になって模索すること」に主眼をおいていることが挙げられる。
     
    指針
    科学技術の急速な進展とともに、科学と私たちの生活は切り離せないものになっている。従来の科学コミュニケーション活動は、専門家が一般市民に科学をわかりやすく、面白く、正しく伝えるという、伝達に終始した活動であった。そしてその方法が模索されてきた。
     しかし、果たしてそれだけで良いのだろうかという疑問が、活動の原点にある。私たちは、科学の何を、どのように、そしてなぜ伝えるのかを議論し、科学イベントや様々な実践活動を通じて探究を続けている。
     その中で、参加者の創作活動を起点とした対話を生む実践を数多く提案し、学術コミュニティも含めた貢献をしてきた。例えば、「ねじ曲げ見出し」では、参加者があえてウソの見出しを作るところから、ニュース見出しや情報の見方、捉え方を一緒に考える取り組みを行った。また、「色のパッチワーク」では、「科学色」という未知の名称に合う色を選択してもらうことを通じて、参加者の科学への考え方や価値観を一覧し、参加者とともに科学を考えていくデザインを提案した。
     このように、科学や学問との関わり方のチャネルを増やし、科学や学問の裾野を広げつつ、参加者とともに問いを探究していくような科学コミュニケーションのあり方を探っている。
     
    沿革
    2018年度は「未来の生活」、2019年度は「創造性」、2020年度は「科学の相対化」、2021年度は「言葉と心」2022年度は「人の差異と科学」、2023年度は「人の差異と同質性」というテーマを設定し、個人やグループごとの展示制作、および学園祭・学内外の科学イベントへの出展を中心に活動してきた。これに加えて、コミックマーケットへの出展や福島県での科学イベント監修な、さまざまな団体に対して企画協力なども行った。
    学園祭で「みどころ企画」や「学術企画」に過去多数回選定されてきた。また、JSTが主催する日本最大級の科学コミュニケーションイベントであるサイエンスアゴラに4年連続採択された。特に、サイエンスアゴラ2021から2023にかけて、全体の1割程度のみ企画が選ばれる「注目企画」に3年連続で選定され、注目を浴びている。
    さらに、査読付論文誌『科学技術コミュニケーション』に団体の実践が採録されたことをはじめ[1]、教育工学会研究会や科学教育ボランティア研究大会などでの発表など、学術コミュニティへの貢献も積極的に行なっている。
    このように、展示の考案から実践活動、さらには実践活動の知見を学術コミュニティや新たな実践活動に還元するというサイクルを団体内に構築している。また、先の成果の一部は、学部1・2年のメンバーによるものであり、加入するメンバーは団体のリソースやノウハウを利用して、自身のやりたいことや展示を実現可能である。
    [1]久保田祐貴, 加藤昂英, 一柳里樹: 参加者の自発的交流と参画を促す科学技術コミュニケーション〜UTaTanéにおける2つの実践に基づく分析〜, 『科学技術コミュニケーション』, Vol. 28, pp.61-74 (2021).
      

    ■活動内容

    UTaTanéは、従来の啓蒙的な科学を伝える活動ではなく、参加者の創作活動を起点に、参加者とともに答えのない問いを考えるための、オリジナルな展示制作を行っている。また、扱うテーマは、年度ごとに構成員の興味が最大化するよう、毎年数ヶ月話し合って決めている。これまでに「未来の生活」「創造性」「科学の相対化」などをテーマとしてきた
    目の前の参加者と向き合うことを重視しており、机上の議論に止まらない活動を行うことが特徴的である。一方、良質な機会を作るために、団体内で勉強や議論も行っており、議論も実践も行う団体である。
     

    ■OBOGの進路/活動 

    〈進路〉
    東大内外の大学院(情報、物理、化学など、博士課程含)、IT系エンジニア、事務職、国立研究所や企業の研究職など、幅広い分野に進んでいる。

    メンバー構成

    人数
    20人程度
     
    学年
    学部1年から博士課程の学生まで幅広く、社会人になっても継続的に参加するメンバーもいる。
     
    執行代
    代表・副代表・渉外など主要な役職を設けている。代表は少なくとも3年以上の長期制で、副代表は1年程度での交代を予定している。
     
    ジェンダーバランス
    女性はおよそ5割程度
     
    加入時期
    春新歓時期(4月)が多いがいつでも加入できる。
     
    属性
    ・東大生とその他(他大生,社会人)の比も3:1程度。
    ・構成員の専門は科学技術論/ 情報科学/化学/社会学/教育学など幅広い。議論好きな人が多い。文理問わず募集中。
     
    メンバー間のコミット量の差はどのくらいあるか?
    多少はある

    1年間でどのくらいのメンバーが活動から離脱してしまうか?
    およそ10%

    活動実態

    執行代
    代表・副代表・渉外など主要な役職を設けている。代表は少なくとも3年以上の長期制で、副代表は1年程度での交代を予定している。
     
    体制
    代表、副代表(2名)、渉外、学友会担当、Web編集担当がいる。

    活動頻度

    通常活動
    月2~3回程度zoomや対面にて活動日を実施し、各種プロジェクトの進捗確認や科学に関連したディスカッションなどを行っている。オンラインではSlackにおいて自由に議論ができるようになっている。基本的にプロジェクトベースで活動を行っており、プロジェクトごとに必要に応じてオンライン会議などを行っている。
     
    学園祭/各プロジェクト前後の期間
    Slackで連絡を取りながらほぼ毎日学園祭/プロジェクトに向けて取り組んでいる。イベント前には、全体でのピアレビュー(半日程度) を2回設けている。

    年間予定

    4月:五月祭準備
    5月:五月祭出展
    6月:五月祭の反省
    10月:駒場祭準備
    11月:駒場祭出展・サイエンスアゴラ出展
    12月:駒場祭の反省,来年度のテーマ決め
     
    学園祭以外にも,年間を通してプロジェクトごとの活動や学会発表、論文投稿などを行っている。

    募集情報

    選考あり/選考なし
    選考なし
     
    募集対象
    対象なし
     
    実際に入会する人
    学部生から大学院生、社会人まで幅広い構成員がおり、入会する学年も様々である。
     
    入会手続き内容
    正規加入用Google Form、公式メール、TwitterのDM等のいずれかの手段で、加入希望の旨とメールアドレスを連絡し、Slackグループへの参加をもって入会となる。
    入会前に、新歓期は個別新歓への参加、新歓期以外は通常の活動日の見学を推奨している。都合がつかない場合は、団体メンバーから別に団体の活動内容についての詳細の説明を受ける。
    個別新歓については新歓日程詳細を参照し、通常の活動日の見学については公式メール、TwitterのDM等に連絡のこと。折り返し日時等の情報を連絡する。

    内部のホンネ

    ○魅力

    ・ぼんやりと考えているアイデアや自分が興味のあることを、団体のメンバーと相談し触発される中で、具体的な形にまで仕上げることができる。
    ・専門を活かすだけでなく、化学を専門にしつつ言語をテーマにした展示を制作するなど、専門外のことを学びつつ展示に落とし込むこともできる。
    ・イベントを通じて様々なバックグラウンドを持つ参加者と対話が行なえ、そこから多くのことを学ぶことができる。また、研究や社会実装のアイデアを参加者との対話を通じて見出すこともできる。
    ・外部のイベントに出展することで、外部の学生団体や企業などとのつながりが生まれる。さらに、ここで生まれたつながりを元にしたコラボレーションの可能性もある。現に外部の研究者や企業とのコラボが実現している。
    ・形にした作品やデザインを、学園祭や外部のイベントなどで発表する環境が整えられている。
    ・学部1年や入会初期の人でも、元からいるメンバーや大学院生・社会人の中でのびのび議論に参加でき、興味を生かした作品を作ることもできる。
    ・制作にあたり文献や現状を調査・分析するため、社会の動向を知ることができる。また、学会発表や論文発表という形で、自分の成果を残すことができる。
    ・オンライン会議においても、質が高く中身の濃いディスカッションを行うための手法を団体内で進化させてきた。UTaTanéのディスカッションの技法を、他の場所に導入することもできる.



    △大変なところ

    ・ディスカッションを通じて思考の深化・共有を行うので、考えることが楽しい人でないとやや厳しい。
    ・種々のイベントへの参加に強制力がないため、個々人で何にどの程度コミットするか考える必要がある(ある意味メリットでもある)。
    ・コンセプトや内容をとことん詰めるため、実際に展示を作る時間が短い。したがって、ある程度のものづくりのスキルが求められる。ただ、団体所属の上級生からノウハウの共有やサポートがあるため、未経験であってもスキルを向上させつつ展示を作れる体制が整っている。
    ・対話を生む展示を作るには、参加者の立場に立って考えることが必要である。何をどう伝えるか、という次元からさらに踏み込み、どう”伝わる”か、どう”受け取られる”かをデザインすることが肝要であり、毎回の展示制作において時間をかけて考える部分である。ただ、受け取られ方まで考えて制作しているのは弊団体の強みである。

    新歓日程詳細

    個別新歓を2回行います。両日一部を除き違う内容を行いますので、興味のある方は両方にご参加くださっても構いません。場所は駒場キャンパス内を予定しています。
     
    ① 4/15(月)19:00-21:00 個別新歓1
    内容:団体説明のほか、UTaTanéが過去に実施した参加型展示を体験いただき、その裏側や制作過程をご説明します。
     
    ② 4/21(日)10:30-12:30 個別新歓2
    10:20正門前に集合いただいた方はご案内します。直接会場に来ていただいても構いません。
    内容:団体説明や展示体験を行います。また、五月祭に向けた活動を体験していただきます。
    同日午後に実施する団体内の五月祭準備の活動も、ご希望があればご参加いただけます。
     
    こちらの「新歓登録フォーム」にご入力いただければ、場所や資料等、詳細の情報をメールでお知らせします。個別新歓にご都合が合わない場合には、お気軽に上記フォーム等からご連絡ください。個別にご説明の機会を設けます。

    最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
    最後に1点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。

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