■理念/指針・沿革
東大・「東大女子」に対するステレオタイプや女子が東大に行くことへの偏見などから、東大の女子率は他国のトップレベル大学と比較するとかなり低水準である。男女双方にとって居心地の良い大学にするため、女子高校生に現役東大生の姿を見てもらうことで東大を目指せる可能性に気づき、将来に向けて道しるべとなるpolaris(北極星)を見つけてもらいたい、という思いの下活動している。
■活動内容
《ビフォーコロナ》
年3回の女子高校生対象のツアーを中心に、SNSでの東大サークル紹介やメルマガ発信など、東大の魅力発信と東大/東大女子の身近さを打ち出している。
対象学年は制限なし(現在、学部2年生〜修士2年生が所属している)。ただし、東大生のみ。組織は班に分かれており、ツアー班・広報班・五月祭班・協賛班のうちどれか一つに所属する。
2020年2月1日に「東大女子キャン運営委員会」から「polaris」へと改称した。2016年に設立された団体であるため、新企画が次々と実行されている。
《ウィズコロナ》
班ごとのミーティングをはじめ、活動は基本的に全てオンライン化。メンバーが参加しやすい日程で、週1回程度開催している。班長は別のミーティングにも出席する。特に広報班は各自でメルマガの執筆・SNSでの発信をしており、コロナ禍でも浪人経験のある女子学生にインタビューして発信したり、匿名でメンバー紹介したりと、SNSやHPを活用した精力的な活動に取り組んでいる。
年3回の女子高生向けツアーも全てオンラインで実施しており、地方の学生も比較的自由に参加できるようになった。オンラインであっても、東大女子による受験トーク(パネルディスカッション)やブレイクアウトルームを活用した女子高校生との対話、集めたキャンパスの写真を利用したバーチャルツアーなど、創意工夫しながら活動を展開している。
※2023年度の対面活動再開の見通し
ミーティングは現在、学生会館での対面とオンライン併用で行っている班もある。また、女子高校生向けツアーも対面で行っているところが多い。
■OBOGの進路/活動
《進路》
文科省、経産省などの官庁のほか、民間企業やシンクタンクに進むケースもある。一方、院進する人も多い。現在は、OBOG21名中7名が院進している。