■理念/指針・沿革
近年国際人不足が叫ばれている中で、国際法などの国際的な事柄に興味を持った学生たちが集い、模擬裁判大会への出場や勉強会などを通じて、国際的な教養人になることを目指す。
筒井若水先生(東京大学名誉教授)が開講されていたゼミを前身とし、1968年に設立された50年以上の歴史をもつサークル。官界・学界・法曹界を中心に、多くの人材を輩出しており、現役生と強い結びつきがある。
■活動内容
主な活動は国際法模擬裁判大会への出場と勉強会の実施。メンバーのほとんどが国際法の知識を持たずに加入しているが、現代国際法研究会での活動を通じて模擬裁判大会で優秀な成績を残し、勉強会で充実した議論を展開できるようになる。
国際法模擬裁判大会には日本語で実施される大会と英語で実施される大会がある。世界最大の模擬裁判大会であるJessup大会では、国内予選で優勝し世界大会へ出場するなど、優秀な成績を修めている。また、参加者が一丸となってリサーチ・弁論を行うため、サークル内での強い結びつきができる。
勉強会では、国際法の基礎を学ぶ「国際法勉強会」と、特定の分野に特化した分会が実施されている。「国際法勉強会」は、Sセメスターでは国際法に初めて触れるメンバーを上級生がサポートしつつ、国際法の基礎事項を修学し、Aセメスターではより国際法の各分野に特化した内容を学ぶ。分会はセメスター単位で実施され、各々が興味を持っている分野を選び、他のメンバーとの議論を通じて学ぶ。昨年度は「ヨーロッパ政治企画」「知財法ゼミ」「宇宙法ゼミ」「国際法政治古典ゼミ」「ウクライナロシア企画」などの分会が実施された。また、分会は誰でも提案することができる。
対面イベントも一年を通して実施されている。コロナ禍以前は毎年合宿や忘年会が実施されており、今年度もコロナの状況に応じて実施する予定である。
※模擬裁判大会・勉強会はコロナの状況に応じて対面・オンラインを併用
→各種イベントも年間を通じて実施されている。昨年はBBQ、合宿、紅葉狩り、忘年会や上級生との交流会なども開催された。
※各勉強会・分会、模擬裁判大会の準備等は状況に応じて対面・オンラインを併用する。
■OBOGの進路/活動
〈進路〉
・学者(法学部の名誉教授/教授)のOBOGが多いこともあり院進する人は比較的多い。
・外務省をはじめとした中央官庁に就職する人も多い。
・有名なOBOGとしては、岩沢雄司(元国際司法裁判所判事)がいる。国会議員や名誉教授も多数輩出しているのが強み。
〈諸活動例〉
・模擬裁判大会での優勝経験は多数