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「タブーなく『障害』について考える」ことを目的としているゼミ。
執行代 | 学年や入会時期に基づく執行代制度は無い |
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人数 | 主題科目の時は40名、自主ゼミの時には20名ほど。 |
選考情報 | なし |
年会費 | なし |
活動頻度 | 週一で駒場で講義 |
公式サイト |
・沿革
「障害者のリアルに迫る」東大ゼミは、経済学部の学生によって、2013年に開講されて以来、有志の学生により運営されている自主ゼミナールです。
・理念・指針
さまざまな「障害」に生きづらさを抱える人々や、「障害」問題に関わる実践家や専門家など、多彩なゲストの語りを聞き、タブーなき対話を重ねる中で、「障害」および人間への深い理解を目指す。
「障害」を身体障害や精神障害、知的障害といった一般的によく知られる「障害」に限らず、依存症や性的マイノリティなど、広い意味での様々な生きづらさとして考え、障害を巡る色々な問いについて考えること、自らの中に生まれた思いに立ち止まって考え話し合うことのできる場を作っていく。
自主ゼミ/全学自由研究ゼミナール(前期教養学部)として駒場キャンパスで開講される授業では、障害をめぐる歴史や制度について学ぶことに加えて、障害当事者や関係者のリアルな息づかいや生活、人生に触れることを主な目的としています。
《ビフォーコロナ》
基本的には講義形式で、それに加えて質疑応答、受講生同士のディスカッションを行っている。講義終了後にゲスト講師を交えて懇親会を行っており、講義では聞けないディープな話を聞くことや、受講生同士での本音のディスカッションをすることができる。
課外活動として、長期休暇中に社会福祉法人を見学している。法人の方に経営の仕方や取り組みをうかがうほか、利用者ともお話しする機会がある。昨年度は、通常の福祉施設のみならず、医療刑務所なども訪問した。
外部向けのイベントも開催している。ゼミで書籍『なんとなくは、生きられない。』を出版した際に、出版記念イベントを開催し、学生達とゲスト講師の対談を行なった。障害を扱う映画の上映会を監督に来ていただいて開催したり、「ゼミ祭り」としてゼミの活動を振り返るイベントを開いたりと、様々なイベントを企画・運営している。
《アフターコロナ》
懇親会がオンラインが多くなったが、対面授業のあとは大学などで直接交流ができる。
法人見学の回数は減ったもののオフラインで行った。(厚木市のカミヤト保育園)
打ち合わせはZoomが中心となった。
本年度(2022年度)Sセメは主題科目として開講。
参考として、昨年度(2021年度)講義情報は以下になる。
2021Sセメスター(主題科目)
第1回 ガイダンス、野澤和弘先生の講義
第2回 読書会(熊谷晋一郎先生の著作、障害の社会モデル)
第3回 木村泰子先生(大空小学校元校長先生、教育)
第4回 相模原障害者殺傷事件について(野澤和弘先生、大川貴志さん(てらん広場))
第5回 樋口直美さん(レビー小体型認知症の当事者)
第6回 広瀬浩二郎先生(国立民族学博物館、ユニバーサルデザイン)
第7回 加藤忠相さん(あおいけあ、認知症ケア)
第8回 澁谷智子先生(ヤングケアラー専門家)
第9回 真下貴久さん(ALS当事者)
第10回 高橋唯さん(若者ケアラーの当事者)
第11回 清野賢司さん、武石晶子さん、メンバーの方(NPO法人TENOHASI、ホームレス状態にある方への支援)
第12回 髙木佑透さん(「僕とオトウト」試写会、トーク)
第13回 伊藤亜紗先生(東工大教授)
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2022Aセメスターは自主ゼミとして開講
第1回 ガイダンス、野澤和弘先生の講義
第2回 学生間で価値観交流、ゼミの方針の確認
第3回 マークブックマン氏(GRJ 糖原病Ⅵ型当事者)
第4回 黄光男氏(ハンセン病について)
第5回 稲葉耕太さん(介護施設『くろまめさん』オーナー)
第6回 安藤奈穂氏(ヘラルボニー広報)
第7回 福岡寿さん(凸凹の発達について)
第8回 小林博氏(アルコール依存症当事者、ソーシャルワーカー)
第9回 鶴田桃エ氏・高橋なおき氏(摂食障害経験者、NABAメンバー)
第10回 門下祐子氏(知的障害者の性について)
第11回 進藤均氏(General Partners代表)
第12回 永井玲衣氏・福島智氏(哲学研究者・東大先端研教授、盲ろう当事者)
第13回 石井政之氏(ユニークフェイス当事者)
ゲスト講師によって、対面とオンラインを組み合わせて授業を行う。
・OBOGの進路/活動
〈進路〉
所属学生の学部はバラバラなので多種多様。
〈諸活動例〉
「東大生が福祉分野を学んでいる」というテーマで取り上げられることはある。
人数
運営は8名。受講生は、主題科目(単位付き)の時は40名、自主ゼミの時には20名ほど(2023Sセメスターは主題科目)。
学年
運営・受講生合わせると1年生から院生まで幅広い。
ジェンダーバランス
女性はおよそ5割
加入時期
運営は、一度受講生として参加していた人がほとんど。運営になる学年は様々。
属性
・文系から理系まで様々。若干文系の方が多い。
・学年も1年生から院生まで幅広い。
・どの学年からでも入ることができ、学年や入会期による区別は存在しない。
・兼サーをしている人はかなり多く、兼サー率は8-9割ほど。
・所属先はスポーツ系から文化系まで様々。特にどこが多いということは無い。
1年間でどのくらいのメンバーが活動から離脱してしまう?
およそ10%
メンバー間でコミット量の差はどのくらいある?
それなりにある
遊びや打ち上げにしか来ないメンバーもいる?
全くいない
通常活動
週一で駒場で講義(単位取得希望者は8割程度の出席必須)
コンテスト/イベント前後の期間
通常の授業期間では1回程度、長期休暇では1-2回の社会福祉法人などの訪問(有志。誰でも好きなものに参加可能。コロナの状況下では少ないが、長期休暇の遠方訪問時には1泊or2泊の合宿形式があることも。)
4月: Sセメスター授業スタート。
4-7月: 13回の講義(講演)を週一回実施。学期中に1回程度の法人など訪問
8-9月: 合宿(遠方の法人訪問。1泊or2泊)夏季休業中に1-2回の法人など訪問
9月: Aセメスター授業スタート
9-1月: 13回の講義を週一回実施。学期中に1回程度の法人など訪問
2-3月: 合宿(遠方の法人訪問。1泊or2泊)春休み中に1-2回の法人など訪問
※見学等はコロナにより年間予定の通りとはいかないとしても、できる範囲で実施する
選考なし
募集対象
全学年
実際に入会する人
全学年
入会手続き内容
入会登録のようなものも特に必要ない。 ただし、主題科目として開講された場合は、単位が必要な場合は履修登録をする必要がある。
特に単位が必要ではない場合は学期途中からでも参加可能。
・「タブーなく語る」が標語。他では言えないような本音を言える場を目指している。
・ゲスト講師の話を理解するだけではなく、講義やディスカッションを通じてひとりひとりが悶々と考えていくことを目的としている。一つの「正解」を要求されず、もやもやとした状態が積極的に許容される。
・障害の問題に関心のある人もいれば、障害のある人と全く話したことがない人も参加している。障害に関する知識や立場によらず、参加している各自が思ったままに話せる場を目指している。
・運営に入ると、各授業の講師へのアポ取りを担うことになるのが若干大変なことも。
2023年度の新歓日程については随時更新予定です。
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
最後に2点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。
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2020年度入学者用LINE
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「東京大学を誰にとっても居心地のいい多様性のある大学に変え、社会全体の変化を促す」というゴールを掲げ、主にジェンダー問題の解決に向けて活動している団体
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東京大学の学生を中心としたLGBT+当事者のための居場所型サークル。
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