■理念/指針・沿革
「東京大学点友会は東京大学で唯一点字を扱っているボランティアサークルである。あまり記録が残っておらず、設立年ははっきりしないが、1965年ごろに設立されたと考えられている。
視覚障害の方々は多くの場合、点字を通して世の中の情報に触れている。その世界は、いわゆる「健常者」とは大きく異なる角度から世界を捉えているもので、点字の勉強をすることでそのような新たな視点に触れることができる。
点友会における理念は人それぞれ。単純に点字という情報伝達の手段について興味を持つメンバーや、点字という切り口から見えてくる障害支援のあり方などをはじめとする社会的イシュー、価値論題について考えようとしているメンバーなどがいる。かつては、それらのイシューに関して意見交換を行う座談会も設けられていた。
顧問は、盲ろう者と障害学を研究テーマとされる福島智教授。
以下は、福島教授による紹介文の一部である。
「点訳された書籍が、希薄になりがちな視覚障害者の現実世界を、豊かにする一助となっている。また、点訳を行う側の点友会の諸君も、点訳という活動を通して、人間や社会にとっての本当の『豊かさ』とは何かを考える経験を積んでいることだろう。」
点友会は、初心者含め、福祉に関心のあるすべての人を歓迎している。」に差し替え。
・差し替えの際、福島教授の紹介文部分(「点訳された書籍〜積んでいることだろう。」)にグレー背景をつけてほしい。
■活動内容
・「毎年の学園祭パンフレットの点訳(点字に変換すること)、キャンパスの触地図(視覚障害の方向けの触ってわかる地図)の作製をはじめとした、点字・視覚障害に関する活動を行っている。
新入生は、サークルに入ったのち、東大の先生主催の点字講習会に参加し、点字について学ぶ。点訳等の作業に本格的に参加するのは、講習会終了後となる。
その他、日本点字図書館の見学や、視覚障害関連イベントへの参加など、不定期での活動も行っている。」に差し替え。