ボランティア
点字
福祉
視覚障がい支援
点字を学び、学園祭パンフレットの点訳や触地図の作製などを行う団体。
執行代 | 基本2年生が中心(オンライン活動では3~4年も中心となり得る) |
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人数 | 6名前後 |
参加学年 | 学部生のみ |
選考情報 | なし |
年会費 | なし |
活動頻度 | 週1回。曜日は応相談。 |
公式サイト | |
公式メアド |
komaba.tenyu[a]gmail.com
([a]を@にしてメールを送信してください) |
東京大学点友会は東京大学で唯一点字を扱っているボランティアサークルである。あまり記録が残っておらず、設立年ははっきりしないが、1965年ごろに設立されたと考えられている。
具体的な活動内容としては、毎年の学園祭パンフレットの点訳(点字に変換すること)、触地図(視覚障害の方向けの触ってわかる地図)の作成をはじめとした、点字・視覚障害に関する活動を行っている。
視覚障害の方々は多くの場合、点字を通して世の中の情報に触れている。その世界は、いわゆる「健常者」とは大きく異なる角度から世界を捉えているもので、点字の勉強をすることで新たな視点に触れることができる。
点友会における理念は人それぞれ。メンバーによっては単純に点字という情報伝達の手段について興味を持つ方もおり、点字という切り口から見えてくる障害支援のあり方などをはじめとする社会的イシュー、価値論題について考えようとしているメンバーもいて、特に今年からは、それらのイシューに関して意見交換を行う座談会も設けられている。
《ビフォーコロナ》
東大唯一の点字サークル。
昭和49年に創設された歴史あるボランティアサークルで、点訳(点字に訳すこと)を通して広く視覚障碍者福祉の研究を進め、その実践にあたることを目的とする。
顧問は、盲ろう者と障害学を研究テーマとされる福島智教授。
以下は、福島教授による紹介文の一部である。
「点訳された書籍が、希薄になりがちな視覚障害者の現実世界を、豊かにする一助となっている。また、点訳を行う側の点友会の諸君も、点訳という活動を通して、人間や社会にとっての本当の『豊かさ』とは何かを考える経験を積んでいることだろう。」
新入生は、サークルに入ったのち、東大の先生主催の点字講習会に参加し、点字について学ぶ。点友会では、学園祭パンフレットの点訳や触地図の作製など、点字・視覚障害に関する様々な活動を行う。初心者含み、福祉に関心のあるすべての人を歓迎している。
《アフターコロナ》
新入生が新歓後、参加する点字講習会がオンライン開催となった。
昨年は五月祭・駒場祭ともにオンライン開催となったため、パンフレットの触地図や点訳を作成する活動がなくなってしまった。一方で、オンラインでの活動が活発化し、視覚障害をはじめとした知覚障がいに関する座談会が開催されるようになった。
人数
6名前後
学年
1~4年生。例年は一学年数名ずつであることが多い。
ジェンダーバランス
おおむね偏りはない
加入時期
メインの加入時期は4~5月であるが年中加入を受け付けている。
属性
・男女比はほぼ1:1で、文理比は2:1程度である。大半が点字初心者だった。
・兼サー率は8割ほど。
・学術系からバンドサークルまで、加入サークルは多様。
・兼サーせず、資格試験などに向けて勉学に励む人も。
コミット・離脱率
人それぞれのキャパや時間に合わせてコミットすることができる。そのため、離脱という概念があまりない。
通常活動
週1回。曜日は応相談。
普段は駒場キャンパス101号館(1号館の東)の脇にある部室にて活動。(アフターコロナでは、ほぼオンラインでの活動となっている。)
新入生は、まず専門の先生による点字講習を受ける。講習会は駒場Ⅱキャンパスで行われることもある。(アフターコロナではオンラインで行われた。)
五月祭・駒場祭直前は点訳パンフレット印刷のため若干活動回数が増えることも。
五月祭・駒場祭前後の期間
五月祭・駒場祭直前は点訳パンフレット印刷のため若干活動回数が増えることも。加えて、駒場祭では点字を使ったイベントを出展しているため、駒場祭直前の方が忙しい。(アフターコロナでは点字パンフレット印刷等はなかったが、駒場祭時期に合わせて点字に関する動画を公開した。)
4月:新歓
点字講習会開始
5月:五月祭パンフレットの点訳(アフターコロナでなくなった)
夏 :点字図書館見学(アフターコロナでなくなった)
10~11月:駒場祭パンフレットの点訳+出展(アフターコロナで出店のみをオンラインで行った)
12月:代替えの話し合い(アフターコロナではまだ行われていない)
3月:新歓準備
選考あり/選考なし
選考なし
募集対象:
全学年
実際に入会する人:
1年生から加入する人が多く、2年以上からは少ない。
入会手続き内容:
以下のアドレス宛に、入会希望の旨を記述したメールを送信。
komaba.tenyu@gmail.com
・曜日の融通がきいたり、活動頻度も低めなので、他と兼サーがしやすい。
・他のことに熱中しながらも駒場で手軽にボランティア活動できるところが嬉しい。
・今まで知らなかった分野や人と関わり、視野が広がった。
(補足)
プリントされた文字(墨字/すみじ)を、目で見て読める視点からは気づかない発見があった。例えば濁音は、墨字では該当文字の後につけるが、点字では前につける。また、墨字で「母は」と書くのを、点字では「ハハワ」と書く。点字を読む時は、濁点が先に分かったり、表意文字でなく表音文字である方が、単語の区切りがわかりやすく理解しやすくなるためである。そのようなお話を、実際に点字の世界で過ごしている教授から実感と共に教わり、普段何気なく過ごしている生活のあちこちに新たな一面を感じるようになった。
・地道な作業が多い。丁寧な仕事が好きな人には向いている。
・五月祭・駒場祭の直前だけは少し忙しい。
2022年度はオンラインで開催される以下の合同新歓に参加予定。詳細はTwitterからご確認ください。
・3月23日(水)21:30-23:00:UTBASE主催合同新歓
・4月10日(日)、4月14日(木)20:00-21:30:点友会主催合同新歓
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
最後に2点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。
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「タブーなく『障害』について考える」ことを目的としているゼミ。
SDGsに関連する異なる分野を扱う5つの学生団体の集合体。