東京大学グローバル消費インテリジェンス寄付講座 (通称:GCI) は、AIの研究を行う東京大学松尾豊研究室 (通称:松尾研) が運営を行うプログラム。SセメスターとAセメスターにおいて、4か月間、毎週火曜日の18:45〜20:30に開講され (アーカイブ動画もある) 、それぞれおよそ700名の学生が受講する国内最大級のデータサイエンスの講座である。東大以外の大学や大学院からはもちろん海外からの受講者も在籍しており、修了生は起業を含め多方面で活躍しており、受講する価値については友人からの口コミや紹介でも広く知られている。ただし、講座の修了には後述する要件を満たす必要があるため、半分以上の受講生が修了できていないという現状もある。公式サイトに「消費インテリジェンスとは、データの分析を通して消費者を総合的に理解する能力」とあるように、実践的なデータサイエンス (データ解析/分析・機械学習の基礎など) とビジネスの社会実装に向けたスキル (ビジネスの仮説検証プロセス・マーケティングなど) を学ぶプログラムである。受講生はこうしたスキルを習得した後、起業関心者は松尾研主催の「起業クエスト」に参加し、共同研究や起業アイデアの仮説検証など学んだことを実践することとなる。また、優秀修了生は、ティーチングアシスタントとして松尾研の講座企画運営に携わったり、講師として登壇したりする可能性も与えられる。