理念/指針
「ものづくりを楽しいと思ってもらいたい」という理念の下にゼミを運営している。また、初心者でも意外とものづくりができると感じてもらうことを目標に活動している。
沿革
本郷テックガレージやTodai To Texas(https://ut-base.info/programs/4) など、ものづくりを行う学内向けのプログラムは既に存在していたが、応募者がすでにある程度の技術力を持った人に偏ってしまっているという認識があった。初心者にもものづくりの裾野を広げたいという思いからものゼミが発足し、2018年に1期生を迎えて開催された。以降コロナの影響による開催形態の変更はあったが毎年開講されている。
■活動内容
《活動概要》
・集中講義形式のため、6月の週末にまとまった時間をとって行われる。
・元ゼミ生を中心とした有志のTAと一緒にものづくりやプログラミングを1から学び、最終的には個人とチームそれぞれで一つずつ課題解決を目的とした作品を作る。
・まず実際のものづくりをする前に、アイデア出しのワークショップを行う。
・ゼミの前半で基礎的なプログラミングを学んだあと、個人で一つ作品を作る。なお、初めの方にはコーディングの宿題が出ることもある。
・後半ではチームでものづくりを通した課題解決を目指す。
※Slackを用いてコミュニケーションを行う。匿名で質問できる体制も整っており、学生が40名程なのに対してTAが15名前後なので手厚いサポートを受けられる。
《ビフォーコロナ》
・2018年は駒場キャンパスでの対面形式で開講されていたが、2019年以降は目白台インターナショナル・ビレッジに場所を移して対面活動を行っていた。
《ウィズコロナ》
・2020年度はDiscordなどを活用して全面オンライン開催となったが、活動の流れや開催時期は形態が変わっても変更されていない。
・優れたオンライン授業として表彰もされたが、やはり対面でこそ価値があるという思いから、2021年度より対面での開催に戻した。
※2022年度の対面活動再開の見通し
開催時期や活動内容の変更は行わず、目白台インターナショナル・ビレッジでの対面活動を予定している。
■OBOGの進路/活動
〈進路〉
・ものゼミ一期生は”wearboチーム”として、突出したIT人材の発掘と育成を行う「未踏プロジェクト」に採択された。現在は本ゼミでTAとして活躍している。
※参考:https://wearbo.com/ (wearboに関する情報はこちらから)
・学部生の中には文系や生物系への進学を考えていたものの、ものゼミでの経験を通して工学系に進む学生も存在する。