先輩の1Sセメスター活動紹介 vol.2 「ワクワクを忘れないでー2020年度文科一類入学R.O.さんの場合」

 法学部に学校推薦型選抜で合格し、3年生となる今年の夏にイギリスに留学することを決めているR.O.さん。彼女は1Sセメスターの時期にどんな活動をしていたのかインタビューをし、記事にしました。

インタビュアー:北村優佳(理科二類新2年)

—----まず、入学当初どのようなモチベーションだったか教えてください。
 私は推薦入試を受けたので、合格発表が通常より1ヶ月近く早く、合格発表があった週末に「推薦生のつどい」(※1)というイベントに参加しました。そこで初めて同期と推薦生の先輩に会いました。そこで出会った先輩に「大学生活の心構え」を2時間くらいみっちり教えていただき、人との繋がりの大切さや興味のあるイベントは見つけ次第すぐに参加すべきこと、また瀧本ゼミ(※2)・馬路ゼミ(※3)・川人ゼミ(※4)の存在などを知りました。ここに参加したことで、大学生活の設計を合格発表3日後から考える機会を得ることができました。「どんな大学生活にしようか」と考えるように頭を切り替えられましたね。
 高校を卒業する時も、すでに合格がわかっていたため大学0年生のような気分でした。大学生活にワクワクして、一足先に大学に通っているような気分で自分の大学生活について考えていました笑。

(※1)推薦生のつどい:現役推薦生有志主体で、学校推薦型選抜の新入生同士の交流の機会を設けるとともに、特に情報が少なくなりがちな推薦生の生活についてイメージを持ってもらうためのイベント。

(※2)瀧本ゼミ:リサーチ→投資判断→発表→議論のサイクルで企業分析および意思決定能力を徹底強化する企業分析パートと、「世の中で知られていないが、実は重要である問題」を分析し、有効な解決策を、立案・実行に移す政策分析パートからなるゼミ。詳しくは、企業分析パートがこちら、政策分析パートがこちら

(※3)馬路ゼミ:メディアからの情報取得・分析方法を学ぶゼミ。詳しくはこちら

(※4)川人ゼミ:現場主義をモットーに、現職弁護士の講師の下、講義やフィールドワークを通して社会の諸問題を考え学ぶゼミ。ゼミ情報はこちら
 
—----どのように情報を集めて、どのような新歓イベントに参加しましたか?
 いちばんの情報源は、推薦生繋がりで知り合った先輩です。色々な人と私を繋げてくださいました。そのほかにはオリエンテーション委員会のウェブサイトや、UT-BASEの当時のサイトなどでした。UT-BASEのサイトを見つけてLINE登録(※5)をして、そこで発信されていた国家公務員のイベントに参加登録したのを覚えています。SNSで情報収集するということはあまりなかったように思います。
 参加した新歓イベントは、推薦生の先輩に勧められた川人ゼミとHCAP(※6)、オリエンテーション委員会のサイトで見つけた模擬国連駒場研究会(※7)、現代国際法研究会(※8)の個別新歓などがあります。オリエンテーション委員会のサイトでは、興味のある「国際」「法律」というジャンル別検索をすることで団体を探しました。
 また、当時の私はオーケストラのサークル(以下、オケ)に入ろうとしていたので、東大に存在する5つくらいのオケを比較するためにそれぞれのオケの個別新歓に参加して話を聞きました。オンラインとは言えど、雰囲気は若干伝わって来ましたね。それら基本的な情報と雰囲気から自分に合いそうか判断していき、最終的に5つのうち3つのオケのどれに入ろうか迷ったのですが、自分の中で費用、人数規模、練習頻度など明確な比較ポイントを決めきれずにいました。練習風景や雰囲気を生でみたり感じたりすることができなかったことも決めにくかった要因です。結局、知り合いがいるのが安心だという結論に落ち着き、高校の先輩が所属していたオケに加入することにしました。先輩が入ってなかったらもっと悩んでただろうと思います。オンラインは非常にやりにくかった、というのが正直な感想ですね。
 履修や授業などについては、先輩に聞いたり「履修の手引き」を読むことでどうにかしていました。

(※5)今年のUT-BASEの1年生用LINEアカウントはこちら

(※6)HCAP:討論・文化交流によるカンファレンスへの参加と企画・運営を通じてハーバード大学生と交流する学生団体。詳しくはこちら

(※7)模擬国連駒場研究会:国連などで行われている国際会議を「模擬」する活動をするサークル。詳しくはこちら

(※8)現代国際法研究会:国際法に関する知識を習得し、国際法模擬裁判大会に出場する団体。詳しくはこちら

—----1Sセメスターで行っていた活動について教えてください。
 まずは、オケでの練習です。私はチェロを担当していました。最初の2ヶ月くらいはオンラインで、6月ごろから対面で練習に参加していました。
 続いて、同じ法学推薦だった高校の先輩から勧誘され加入したSTEPというダンスサークルの練習もしていました。7月まではオンライン、8月から対面でしたね。私は元々K-POPが好きで、ダンスはしてみたいなと思っていたのですが、いかんせんセンスがなくて笑。挑戦するのはハードルが高かったですが、頑張ってみようと思って加入しました。
 その他、学生団体としてはHCAPの活動がありました。ただ、1Sセメスターの間はメンバーとの交流が主であまり大きな活動はなく、夏から活動が本格化していきました。
 川人ゼミでは金曜5限に授業を受け、それに加えて授業外でオンラインフィールドワークがあり、よく参加していました。その中で、世界銀行にお勤めの人の話を聞いたり、経産省の浅野大介さん(経済産業省 商務情報政策局 商務・サービスグループ サービス政策課長(兼) 海外展開支援室長(兼)教育産業室長、デジタル庁参事官)や弁護士さんのお話を伺うことができました。また、川人ゼミでは読書会も行われていました。例えば、上野千鶴子さん(認定NPO法人 ウィメンズ アクション ネットワーク理事長)の書かれた「上野先生、フェミニズムについて教えてください」という本を読んでディスカッションをしたり、ゼミを運営されている川人博先生の書かれた「過労自殺」を読み、先生本人を交えて意見交換したりもしました。
 また、個人的な活動として、推薦生の同期3人で政治のブログを執筆していました。3人がそれぞれある政党の党員になりきって、あるテーマについて討論するんです。それをキャラクターになぞらえてまとめ、投稿していました。
 あとはバイトと、各種興味のあるオンラインイベントにちょくちょく参加していました。参加したものの例としては、日経バーチャル・グローバルフォーラムや当時東大主催で行われた駐日欧州連合代表部オンライン講演などがあります。

—----当時の日々の過ごし方やそれに対してどう感じていたかを教えてください。
 1Sセメスターはゼミなどを含め1週間に17コマと、時間割がすごく詰まっていました。なので、平日は授業を受けた後に川人ゼミのオンラインフィールドワーク、各種オンラインイベントやオンラインバイトに参加していました。空いている時間はチェロの練習やダンスの振り入れをしていましたね。
 土曜日はSTEPとオケの練習があったので、午前はSTEPのオンライン練習、午後は当初オケのオンライン練習、のち対面練習といった具合です。
 日曜日はオンラインだと半日、対面だと1日のオケの練習に参加していました。
 また、初年次ゼミナール(※9)の授業には特に時間をかけて取り組んでいました。「持続可能な開発を考える」という授業で、SDGsの達成項目の中から1つを選び、それを達成するビジネスアイディアを考えたのですが、すごく良い経験でした。

(※9)初年次ゼミナール:入学したての東大生が、春学期に必ず履修しなければいけない必修科目の一つ。大学以上の学問を学んでいくために必要な「自発的に問いを立て、答えを導く」というプロセスを学ぶとともに、論文の執筆のために必要な先行研究や素材集め・議論・執筆の作法に至る、大学で学ぶ者として最低限身に付けておかなければならないことも学ぶ。

 当時の日々の実感としては、2つの感情がありました。
 まずは、推薦生の先輩や同期、川人ゼミの仲間たち、同じクラスや初年次ゼミナールで一緒になった人たちと話して盛り上がる中で、「いろんな人と出会えて話し合えることは楽しい」という充実した感情です。
 一方、活動が全面オンラインだったこともあり、毎日PCに向かって一方的に授業を聞いているだけでは友達と何気ない話をする機会が少なく、孤独感を感じることもありました。せっかく大学に入ったのに、それを利用できていないような感覚もありました。また、大学に対する熱量が違う人に出会って違和感を感じることもありました。「せっかく大学に入ったのに自分は何してるんだろう」とオンライン授業を受けつつ思ったこともあります。1Sセメスターは特に、活動が全面オンラインでその気持ちが強かったですね。
 授業によって印象もかなり違いました。自分で選んだわけではない準必修(※10)の科目などはきつかったですが、現代国際社会論という総合科目Bの授業や心理Ⅰ、総合科目Dの心身の実践科学Ⅰという授業はとても面白かったです。法学部に進むことは決まっていましたが、色々な学問に触れられる感覚が楽しかったですね。

(※10)準必修:科類ごとに受講できる授業が決められていて、開講曜限が限られているもの。

—----これはやっていて特によかったなと思うことを教えてください。
 いろんな場に積極的に顔を出したり人と繋がったりできたことです。私は振り返ってみると、どこのコミュニティも人との繋がりで入っているんですね。そういう面で、最初に出会った人というのは非常に大事だと思います。「この人の過ごし方が素敵だ」「こんな大学生活を送ることができたらいいな」と思わせてくれる素敵な人に出会ったり、同じ歳で同じ興味を持っている人と出会ったり、さまざまなイベントに参加する中で出逢いに恵まれることができました。
 1Sセメスターの時期は、何かしらを身につけるというよりは、それ以降の飛躍の下地造りをする時期だと思います。挑戦の姿勢を大切にしてほしいです。

—----逆にこれはやったほうがよかったなと思うことがあった場合教えてください。
 授業を履修する時に、もう少し負担感を気にしすぎずに授業を選ぶべきだったなと思います。「この授業は大変だ」と言われて履修を踏みとどまった授業もあったのですが、後悔しました。あまり興味がないけど単位は比較的簡単にとることができる、という授業を選ぶよりも、少しチャレンジングだけど興味があるものをより幅広いジャンルから選ぶことは大事だと思います。

—----最後に新入生に一言お願いします。
 自分が大学生活をどう過ごしたいか、卒業する時にどんな自分になっていたいかを想像してワクワクする、そのワクワクを失わないでほしいです。自分の気持ちに素直になって、「これはやってみたい、挑戦してみたい、興味がある」と思ったら、とりあえず考えすぎずにやってみてほしいです。忙しくなったらやめてもいいと思います。ただ、「きついかも」というサインを自分で見極める能力はすごく大事です。私が見る限り、東大生は頑張りすぎる人が多いように思います。体からのSOSを見逃してしまう人が多い。自分にとって大切なもの、例えば「1日1時間はYoutubeを見る時間を取りたい」だとか「1日1回誰かに感謝する」など自分なりの「余裕のバロメーター」を持って、それが失われていると感じたり自分の理想と合っていないと感じたりしたら、いったん立ち止まって考え直すのが大切だと思います。
 とりあえずやってみて、何か違うと思ったら立ち止まり、振り返って清算して、やり直す。これを繰り返せば、自分のペースがわかってくるのではないでしょうか。これが1Aセメスターや2Sセメスターの自分に繋がります。その時期になれば、誰でも何かやりたいことが出てくると思います。1Sセメスターは何かをやってみる期間と位置付けて、興味のあることに積極的に挑戦してみてください!

最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!
最後に2点、この記事を作成したUT-BASEからお伝えしたいことがあります。

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