東大で学生生活を過ごす中で、さまざまな不便やもやもやした気持ちを抱える方も多いと思います。そこで本記事では、そんな方々がいますぐ利用できる施設や窓口をまとめました!また、関連する学生団体も紹介します。
施設①:だれでもトイレ(多目的トイレ)
男女別のトイレを使うことに違和感があったり、使うことが困難であったりする場合は、多目的トイレを使用することができます。
■場所
こちらのバリアフリーキャンパスマップに、「車椅子対応トイレ」と記載があります。これが多目的トイレを指しています!
施設②:生理用品設置トイレ
教養学部/総合文化研究科によって設置されている無償提供の生理ナプキンについてです。
それぞれの生理用品無償提供の経緯については、公式ホームページ(教養学部学生自治会)、東大生協、教養学部等学生支援課「駒場Iキャンパスにおける生理用品の配布について」からご覧になれます。
■利用できるもの
生理用ナプキン
■場所
以下の建物の以下のトイレでご利用になれます。
・女性用トイレ(全フロアに設置、ただし利用実績の少ない建物は低層階)
・多目的トイレ
・男子トイレ(各建物に区画を設置)
東京大学駒場Ⅰ地区キャンパス建物配置図は下の画像をご参照ください。
・1号館
・5号館
・7号館
・8号館
・11号館
・12号館
・13号館
・900番教室
・情報教育棟A
・情報教育棟B
・21KOMCEE-East
・21KOMCEE-West
・第一体育館
・第二体育館
・数理化学研究科棟
・駒場図書館
・コミュニケーションプラザ北館
・学生会館
・課外活動共用施設
・キャンパスプラザA
・キャンパスプラザB
・10号館
・17号館
・102号館
(※参照:教養学部等学生支援課「駒場Iキャンパスにおける生理用品の配布について」
■利用方法
各トイレに設置してあり、無料で利用することができます。
施設③:ジェンダーフリー更衣室
男女別のロッカー使用に違和感を抱く方向けのオールジェンダー用ロッカーです。
■利用方法
(1)申請方法
・入学時にクラスで一律で申請する場合
こちらの学生自治会のホームページにある申請フォームから学生情報を登録します(正しい年度のフォームに申請できているか注意!!)。
その際希望するロッカールーム(男性用/女性用/オールジェンダー用)の中からオールジェンダー用を選択する必要があります。
・後から個人で申請する場合
こちらの学生自治会のホームページにある申請フォームから学生情報を登録します(正しい年度のフォームに申請できているか注意!!)。その際希望するロッカールーム(男性用/女性用/オールジェンダー用)の中からオールジェンダー用を選択する必要があります。
または、直接学生会館の自治会室に行き、窓口にて申請することも可能です。
(2)鍵の受け取り
申請後、ロッカーの鍵が準備できた旨が自治会からのメールで知らされます。
鍵の受け取りの際は暗証番号が伝達されます。周りの人が気になる場合は事前に紙で用件を伝えることも可能です。
施設④:KOSS
(※KOSSホームページより)
女性や性的マイノリティを含む多様な学生が安心感と帰属感を持ちつつ、相互の経験と学知から学びあう場/コミュニティの構築を目指すプロジェクトです。
■できること
・ダイバーシティイシューに関して、比較的安全に、大学院生アドバイザーや他の学生と話したり考えたり励ましあったりすること。
・社会における多様性の問題に取り組むための知識と実践的理解を身につけること。
・ジュニア・スタッフとしてKOSS主催のイベント企画を担うこと。
・KOSS主催のイベントに参加すること。
・ダイバーシティイシューに関する本を読むこと(貸し出しは不可)。
■年間活動
・通常開室(学内生・学内関係者対象)
・テーマトーク、キーワードレクチャーなど
・イベント+開催準備に関わる読書会(ジュニアスタッフ対象)
・院生アドバイザーによる学術イベント(学外に公開)
・連続公開講座(学外に公開)
■対象
東京大学に在籍する学部生、留学生、研究生、大学院生、教職員
■場所
東京大学駒場Ⅰキャンパス 102号館1階
■開室日
・月・火:13:00-16:30
・水・木・金:12:00-16:30
(一部変更があります。最新情報や院生アドバイザーの在室時間については公式Twitter [https://twitter.com/koss_ut] へ!)
予約なしで誰でも立ち寄ることができます。
■運営団体
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 教養教育高度化機構 国際連携部門
■ホームページ・SNS
イベントや開室日などの詳細は、ホームページまたは公式Twitterをご確認ください!
ホームページ
公式Twitter
公式Instagram(Twitterが使用不能になった場合に使用される予定です。)
■連絡先
komabasaferspace[a]gmail.com ([a]を@にしてメールを送信してください)
施設⑤:KYOSS
(※KYOSSホームページより)
■どんな場所?
多様なジェンダー/セクシュアリティ、障害、生きづらさに関して当事者性を持つ学生・院生・教職員相互の学び合いや協働を通じ、新たな教養教育を可能とするプラットフォームです。
■できること
・予約すれば、KYOSSラウンジの貸切利用ができます。(予約方法など、詳しくはホームページへ!)
・貸切予約が入っていない時間帯は、ラウンジとして誰でも利用できます。
・ラウンジの横にはオールジェンダートイレがあります。
■対象
東京大学に所属する学生、大学院生、教職員
■場所
本郷キャンパス赤門総合研究棟2階
■開室期間
通年
■ホームページ・SNS
ホームページ
UT-BASEの記事
東京大学でもっと「できること」:「できることガイド IN東京大学」
LGBTQ+支援サークル東京大学TOPIAが、東京大学において利用できる制度や施設等について、ジェンダーやセクシュアリティに関する観点からまとめたものです。このガイドはトランスジェンダー及びノンバイナリーの学生・教職員や、何らかの形で非規範的なジェンダーやジェンダー・モダリティ、セクシュアリティを生きる学生・教職員、並びにそれらの人々をサポートし、キャンパスの環境改善に関心を持つ人々など、様々な全ての関係者にとって有用な情報を提供することを目的として書かれています。(本文より)
■トピック
・学籍の氏名変更・性別変更
・大学の発行する証明書類の性別記載
・身体運動・健康科学実習の履修・更衣室、語学
・健康診断、合宿・旅行、クラス分け、トイレ、学食パス、卒業式
・相談窓口、東大にあるLGBTQ+関連の団体
■ダウンロード
以下のポータルサイトから最新版をダウンロードすることができます。(英語版あり)
https://topiaut.wordpress.com/possibilities_guide/
相談窓口まとめ
■学生相談所
学生生活の中で遭遇する問題や悩み・疑問等に臨床心理を専門としたカウンセラーが相談にのってくれます。
場所:駒場キャンパス1号館3階
受付時間:平日10:00-17:00
電話番号:03-5454-6186
予約の有無:有
利点:誰かに話したいけれど、誰に話したら良いかわからない際に気軽に訪れることができます。
リンク:https://www.c.u-tokyo.ac.jp/consultation/life/index.html
■保健センター(精神保健支援室)
東京大学の学生・教職員の健康を推進する施設である保健センターの精神科にて、精神科医がジェンダー・セクシュアリティの悩みについての相談に対応します。専門的な機関への紹介も可能です。
場所:本郷・駒場・柏キャンパスの各保健センター精神科
受付時間:
精神科医の診療時間によって変更する。詳しくはこちらのリンクから確認すること。
電話番号:
本郷 03-5841-2578
駒場 03-5454-6167
柏 04-7136-3040
予約の有無:有
利点:ジェンダー・セクシャルマイノリティの専門家ではないものの、精神科医に相談ができます。
リンク:https://dcs.adm.u-tokyo.ac.jp/mhs/
■ハラスメント相談所
東京大学の学生・教職員のハラスメントに関する相談を受けています。
場所:本郷・駒場・柏キャンパスの各相談室
本郷相談室:本郷キャンパス医学部1号館1F S107
駒場相談室:駒Iキャンパス 102号館1F
柏相談室 :柏キャンパス総合研究棟1D 161
受付時間:
本郷相談室:月〜金(祝日を除く)10:00-12:00, 13:00-17:00
駒場相談室:月・水・金(祝日を除く)10:00-12:00, 13:00-17:00
柏相談室 :月・水・金(祝日を除く)10:00-12:00, 13:00-17:00
電話番号:
03-5841-2233
Eメール:
soudan@har.u-tokyo.ac.jp
予約の有無:有
利点:ハラスメントに関しての相談に特化している。
リンク:https://www.c.u-tokyo.ac.jp/consultation/harassment/index.html
ジェンダー・セクシュアルマイノリティ関連団体まとめ
■biscUiT
東大女子の視点からリアルな情報を発信するフリーペーパー編集サークル
詳しくは:https://ut-base.info/circles/43
■polaris
女子高校生のための東大オリエンテーションイベントを企画・運営する団体
詳しくは:https://ut-base.info/circles/44
■ichihime
女性の進学・キャリア・ライフの選択肢を広げることを目指し、イベントやメディア運営を行う一般社団法人
詳しくは:https://ut-base.info/circles/70
■Tottoko Gender Movement
大学から性差別・性暴力をなくしジェンダー平等な大学の実現を目指して活動する東大に学生・院生による団体
詳しくは:https://ut-base.info/circles/140
■東京大学TOPIA
東京大学のジェンダー・セクシャルマイノリティ支援サークル。性的マイノリティが暮らしやすい大学・社会を目指して活動している。
詳しくは:https://ut-base.info/circles/178
■#YourChoiceProject
地方女子の進学の選択肢を広げるため、webサイト・sns運営やリサーチ事業を行う団体。
詳しくは:https://ut-base.info/circles/180
■UT-topos
東京大学の学生を中心としたLGBT+当事者のための居場所型サークル。
詳しくは:https://ut-base.info/circles/187
■UT RISE (旧 Voice Up Japan 東京大学支部)
誰もが平等な権利をもち、声をあげやすい社会を作ることを目指して活動している。
Voice Up Japanから2023年4月に独立し、現在はUT RISE の名称で活動中。
詳しくは:https://ut-base.info/circles/197
■Waffle
性差でなく能力や人として女性が尊重される社会実現のために、テクノロジー分野のジェンダーギャップの解消を目指し、女子中高生へより多くのIT・STEM教育の機会を提供している団体。
詳しくは:https://ut-base.info/circles/199